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「ネットショップを始めたいけれど、何を売ればいいのかわからない」。これは、はじめての人がいちばん最初につまずくポイントです。
売れる商品には、ちゃんと共通点があります。センスや運だけで決まるわけではありません。この記事では、知識ゼロの人でも使える「商品選びのチェックリスト」をお伝えします。
この記事でわかること
- 売れる商品を選ぶための5つのチェックポイント
- 小学生でもできる「利益(もうけ)」の計算方法
- 商品をどこから手に入れるか(仕入れ先の種類)
- 売ってはいけないもの・許可が必要なもの
売れる商品とは「だれかの困った」を解決するもの
お客さんがお金を払うのは、その商品で「うれしいこと」があるからです。たとえば「肩がこってつらい」「子どものお弁当づくりを楽にしたい」「プレゼントを探している」など、だれかの気持ちや困りごとがスタートです。
つまり、商品を選ぶときは「自分が売りたいもの」だけでなく、「だれが、どんなときに、なぜ買うのか」を考えることが大切です。この考え方を持つだけで、商品選びの失敗はぐっと減ります。

ゼロ店長
「何を売るか」の前に「だれに売るか」を1人思いうかべてみましょう。友だちや家族でもOKです!
売れる商品を選ぶ5つのチェックポイント
商品の候補が見つかったら、次の5つでチェックしてみましょう。全部に○がつかなくても大丈夫です。○が多いほど、売りやすい商品だと考えてください。
1. 自分の得意・好きにつながっているか
好きなことや、くわしいことに関係する商品は、説明が上手に書けます。お客さんの質問にも答えやすく、信頼されやすくなります。たとえば、キャンプが好きならアウトドア用品、手芸が得意ならハンドメイド作品などです。
2. だれかの悩みを解決できるか
「これがあると助かる」と思ってもらえる商品は、値段だけで比べられにくくなります。商品の説明にも「どんな悩みが、どう楽になるか」を書けるので、買う理由をはっきり伝えられます。
3. リピート(くり返し買う)してもらえるか
使うとなくなるもの(消耗品)や、色ちがい・季節ちがいで集めたくなるものは、同じお客さんがまた買ってくれる可能性があります。新しいお客さんを探すより、一度買ってくれた人にもう一度買ってもらうほうが、ずっと楽です。
4. 送りやすいか(小さい・軽い・こわれにくい)
ネットショップでは、商品をお客さんに送る「送料」がかかります。大きくて重い商品や、ガラスなどのこわれやすい商品は、送料も梱包(こんぽう=包むこと)の手間も増えます。最初は、うすくて軽い商品がおすすめです。
たとえば日本郵便の「クリックポスト」は、2026年10月1日から全国一律240円になり、重さは2kgまで送れるようになりました(2026年10月時点)。「ゆうパケット」も全サイズ一律360円に変わっています(2026年10月時点)。このような安い発送方法で送れる大きさかどうかを、商品を選ぶ前に確認しておきましょう。くわしくは初心者向け 安い発送方法の比較で解説しています。
5. ちゃんと利益が出るか
売れても、手元にお金が残らなければ続きません。「いくらで売って、いくら残るか」を、商品を決める前に計算しておくことが大切です。計算のやり方は次の章で説明します。
| チェック項目 | 見るポイント |
|---|---|
| 得意・好き | くわしく説明できる?質問に答えられる? |
| 悩み解決 | 「だれの、どんな困った」を解決する? |
| リピート性 | なくなる・集めたくなる商品? |
| 送りやすさ | 小さい・軽い・こわれにくい? |
| 利益 | すべての費用を引いても、お金が残る? |
利益(もうけ)のかんたんな計算方法
利益とは、売れたお金から、かかったお金を全部引いた「手元に残るお金」のことです。式にすると、次のようになります。
利益 = 売る値段 -(仕入れ代 + 送料 + 梱包材の代金 + 販売手数料)
「販売手数料」とは、ネットショップのサービスや決済(お金のやりとり)の会社に払うお金です。何パーセントかかるかは、使うサービスによってちがいます。ここでは、計算の練習として「売る値段の10%がかかる」と仮に決めて計算してみます。
| 項目 | 金額(計算の例) |
|---|---|
| 売る値段 | 2,000円 |
| 仕入れ代 | 600円 |
| 送料(クリックポストの場合) | 240円 |
| 梱包材(封筒・緩衝材など) | 50円 |
| 販売手数料(仮に10%とした場合) | 200円 |
| 利益 | 910円 |
この例では、2,000円で売って、手元に残るのは910円です。ここから、商品の撮影や梱包にかかった時間も考えて「この金額でがんばれるか」を判断しましょう。利益が少なすぎる商品は、たくさん売れても忙しいだけになってしまいます。

ゼロ店長
送料を入れわすれて「売れたのに赤字…」はよくある失敗です。計算は必ず送料まで入れてくださいね。
商品をどこから手に入れる?仕入れ先の種類
「仕入れ」とは、売るための商品を手に入れることです。仕入れ先にはいくつかの種類があり、それぞれに向き・不向きがあります。
| 仕入れ先 | どんなもの? | よいところ | 気をつけること |
|---|---|---|---|
| 自分で作る(ハンドメイド) | アクセサリー、雑貨、イラストなど | ほかにない商品になる | 作る時間がかかる。化粧品・食品は許可が必要な場合あり |
| ネットの卸サイト | お店向けに商品を安く売るサイト | 家から少しずつ仕入れられる | ほかのお店と同じ商品になりやすい |
| メーカー・問屋と直接取引 | 作っている会社や問屋から買う | 安く仕入れられることがある | 最低注文数が多いことがある |
| 海外から仕入れる | 海外のサイトや工場から買う | めずらしい商品が見つかる | 品質のばらつき、関税、輸入の決まりに注意 |
| 中古品を仕入れる | リサイクルショップなどで買って売る | 安く仕入れられる | 古物商許可が必要 |
はじめての人には、少ない数から始められる「ハンドメイド」か「ネットの卸サイト」がおすすめです。ハンドメイドで売る場合のサービスの選び方は、ハンドメイド作品の売り方 minne・Creema・自分のショップの違いを参考にしてください。
売ってはいけないもの・許可が必要なもの
商品の中には、法律で決まりがあって、そのままでは売れないものがあります。知らずに売ると、法律違反になることもあります。商品を決める前に、必ずチェックしましょう。
| 商品 | 必要なもの・注意点 | 関係する法律 |
|---|---|---|
| 中古品(仕入れて売る場合) | 古物商許可。申請先は警察署。東京都(警視庁)では申請手数料が19,000円(2026年10月時点) | 古物営業法 |
| お酒 | ネットで売るには「通信販売酒類小売業免許」が必要 | 酒税法 |
| 化粧品(手作り石けんも含む) | 自分で作る・海外から輸入する場合は「化粧品製造業」「化粧品製造販売業」の許可が必要。国内メーカーの商品を仕入れて売るだけなら原則不要 | 薬機法 |
| 食品・お菓子 | 作って売る場合などは保健所の営業許可が必要なことが多い | 食品衛生法 |
| 医薬品 | ネットだけのお店では売れない(実店舗を持つ薬局などが対象) | 薬機法 |
| コンセントにつなぐ電気製品など | 決められた製品は、PSEマークがないと売れない | 電気用品安全法 |
| ブランドのにせもの・キャラクターの無断使用 | 売ってはいけない | 商標法・著作権法など |
ひとつだけ覚えておきたいのは、「自分が使っていたものを売るだけ」の場合と、「売るために中古品を買ってきて売る」場合では、ルールがちがうことです。後者は古物商許可が必要になります。迷ったら、警察署や保健所など、それぞれの窓口に相談しましょう。

ゼロ店長
手作りの石けんやクッキーは「かわいいし売れそう!」と思いがちですが、許可が必要なことが多いです。始める前に必ず確認しましょう。
迷ったときの商品の決め方3ステップ
- 候補を10個書き出す:好きなこと、くわしいこと、身近な人の困りごとから考えます。
- 5つのチェックでしぼる:○が多いものを2〜3個に減らします。許可が必要なものは、最初は外すのがおすすめです。
- 少しだけ仕入れて試す:いきなりたくさん仕入れず、少ない数で売れるか試します。売れたら少しずつ増やしましょう。
商品が決まったら、次はお店づくりです。全体の流れはネットショップの始め方7ステップにまとめています。
まとめ
- 売れる商品は「だれかの困った」を解決するもの
- 得意・悩み解決・リピート性・送りやすさ・利益の5つでチェックする
- 利益は「売る値段から、仕入れ代・送料・梱包材・手数料を全部引いた金額」
- 中古品・お酒・化粧品・食品・医薬品・電気製品は、許可や決まりを必ず確認する
- 最初は少しだけ仕入れて、売れるか試す
ゼロ店長のひとこと:最初から完ぺきな商品を探さなくて大丈夫です。まずは1商品から、小さく始めてみましょう。
料金や条件は変わることがあるので、申し込む前に必ず公式サイトで確認してください。

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