売れる商品説明文の書き方|そのまま使えるテンプレートと景品表示法・薬機法で書けない表現

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写真はがんばって撮ったのに、商品説明に何を書けばいいかわからない。「かわいいです」「おすすめです」だけで終わってしまう。そんな悩みを持つ人は多いです。

ネットショップでは、お客さんは商品を手に取れません。だから説明文が、お店の人のかわりに商品を紹介する「店員さん」になります。この記事では、そのまま使える構成テンプレート、ベネフィットとスペックの書き分け、サイズ・素材・注意事項の書き方、検索されやすいタイトルのつけ方、そして法律で書いてはいけない表現まで、やさしく解説します。

ゼロ店長

ゼロ店長
説明文は「上手な文章」より「わかりやすい文章」が大事です。お客さんの質問に先回りして答えるつもりで書きましょう!

売れる説明文は「お客さんの不安を消す文章」

お客さんが買うのをやめる理由の多くは「よくわからないから不安」です。例えば、次のような不安です。

  • サイズは自分に合う?
  • 写真と実物の色はちがわない?
  • 洗える?どうやって使うの?
  • 届いたらすぐ使える?何が入っている?

説明文でこれらに答えておくと、お客さんは安心して買えます。問い合わせや「思っていたのとちがう」という返品も減ります。

そのまま使える構成テンプレート

商品説明は、次の順番で書くと読みやすくなります。上から順に、大事なことを先に書くのがコツです。

  1. ひとこと紹介:どんな人の、どんな場面に役立つ商品か(1〜2文)
  2. ベネフィット:使うと何がうれしいか(3つくらい)
  3. 特ちょう・こだわり:なぜそう言えるのか(作り方、素材の理由など)
  4. スペック:サイズ・重さ・素材・色・セット内容
  5. 使い方・お手入れ:洗い方、保管の仕方
  6. 注意事項:色の見え方、手作りによる個体差、使えない場面など
  7. 発送について:発送までの日数、発送方法、ラッピングの有無

テンプレートの記入例(例えば、布のポーチの場合)

ひとこと紹介:バッグの中で迷子になりがちな小物を、まとめてすっきり持ち歩けるポーチです。

ベネフィット:・リップや目薬がさっと取り出せる ・マチがあるので立てて置ける ・洗えるので汚れても安心

スペック:サイズ 横18cm×高さ12cm×マチ5cm/素材 表地:綿100%、裏地:ポリエステル100%/ファスナー付き

注意事項:お使いの画面によって、実物と色が少しちがって見えることがあります。

これはあくまで書き方の例です。数字や素材は、必ず実際の商品をはかって、ラベルを見て書いてください。

ベネフィットとスペックのちがい

説明文でいちばん大事なのが、この2つの書き分けです。

種類意味例
スペック商品そのものの事実・数字容量500ml、重さ200g、綿100%
ベネフィット使う人にとってのうれしいこと1日分のお茶が入るから、何度も買いに行かなくていい

スペックだけだと「で、何がいいの?」と思われます。ベネフィットだけだと「本当に?」と思われます。ベネフィットで興味を持ってもらい、スペックで信じてもらうのが基本の形です。

スペックをベネフィットに言いかえるコツ

スペックのあとに「だから、◯◯できる」とつけてみましょう。

  • 重さ80g → だから、毎日持ち歩いても肩がこりにくい
  • ポケットが3つ → だから、カギやスマホを分けて入れられる
  • 手のひらサイズ → だから、小さなバッグにも入る

ただし、言いかえたベネフィットが大げさになっていないかは注意しましょう。あとで出てくる法律のルールにかかわります。

サイズ・素材・注意事項はくわしく、正確に

ネットショップの返品やクレームで多いのが「サイズや色が思っていたのとちがう」というものです。ここはていねいに書きましょう。

サイズの書き方

  • たて・よこ・高さ(マチ)を、すべてcmで書く
  • 服やバッグは、どこからどこまでをはかったか書く(例えば「持ち手を除く」)
  • 重さもあるとうれしい(g表示)
  • 身近なものとくらべる写真や文(例えば「スマホと同じくらいの大きさ」)があるとイメージしやすい
  • 手作り品は「1cmほどの誤差があります」など、ずれの幅も書く

素材の書き方

素材は、仕入れた商品ならタグや仕入れ先の情報を見て書きます。わからないものを「たぶん綿」などと書かないようにしましょう。服や布製品などの一部の家庭用品は、家庭用品品質表示法で表示のルールが決められています。くわしくは消費者庁の家庭用品品質表示法のページで確認できます。

注意事項の書き方

  • 画面によって色の見え方がちがうこと
  • 手作りのため、一つひとつ形や柄の出方がちがうこと
  • 洗濯で縮む・色が落ちる可能性があること
  • 小さな部品があるので、小さな子どもの手の届かないところに置くことなど、安全にかかわること

注意事項は「悪いこと」ではありません。正直に書いてあるお店のほうが、お客さんは信頼しやすくなります。

ゼロ店長

ゼロ店長
注意事項を書くと売れなくなるかも…と心配になりますよね。でも、届いてからがっかりされるより、先に知ってもらうほうがずっと良いですよ。

検索されやすいタイトルのつけ方

商品タイトル(商品名)は、お客さんが検索したときに見つけてもらうための入り口です。かわいい名前だけでは、検索で見つかりにくくなります。

タイトルに入れたい言葉

  • 商品の種類:ポーチ、ピアス、マグカップなど(いちばん大事)
  • 特ちょう:大きめ、軽い、洗える、名入れなど
  • 素材や色:リネン、ステンレス、くすみピンクなど
  • 使う場面や人:通園、ギフト、メンズなど

例えば、お店でつけた作品名「はなまる」だけでなく、「はなまる 刺しゅう ポーチ 小さめ 綿 くすみピンク」のようにします。お客さんが検索に打ちこみそうな言葉を想像するのがコツです。

タイトルでやってはいけないこと

  • 関係のない人気ブランド名や人気の言葉を入れる(ブランドの権利の問題や、誤解のもとになる)
  • 同じ言葉を何度もくり返す
  • 「最安」「No.1」など、根拠のない言葉を入れる

文字数の上限はサービスごとにちがいます。使っているサービスの登録画面で確認しましょう。

書いてはいけない表現|景品表示法

商品説明は「広告」と同じあつかいになります。うそや大げさな表現は、法律で禁止されています。まず知っておきたいのが、消費者庁が担当する景品表示法(正式には「不当景品類及び不当表示防止法」)です。

優良誤認表示(品質を実際よりよく見せる)

消費者庁は、商品の品質などを、実際よりも、またはほかのお店の商品よりも「著しく優良」と見せる表示を優良誤認表示として禁止しています。わざとでなく、まちがえて書いた場合も対象になります。

消費者庁の例には、国産牛肉を有名ブランド牛として売った例や、人工のダイヤモンドを天然と表示した例があります。ネットショップなら、例えば次のような書き方に気をつけましょう。

  • 綿とポリエステルの混ざった布を「綿100%」と書く
  • 根拠がないのに「日本一の品質」「絶対に壊れない」と書く
  • 調べていないのに「他店より長持ち」と書く

また、効果や性能をうたうときは注意が必要です。消費者庁は、優良誤認かどうかを判断するために、事業者に合理的な根拠を示す資料の提出を求めることができます。出せない場合は不当表示とみなされることがあります。「根拠を出せないことは書かない」と覚えておきましょう。

有利誤認表示(値段や条件をおトクに見せる)

値段や取引の条件を、実際よりも著しくおトクだと思わせる表示は有利誤認表示として禁止されています。例えば、次のようなものです。

  • 実際に売ったことのない値段を「通常価格」として書き、大きく値下げしたように見せる
  • いつもその値段なのに「今だけ」「本日限り」と書く
  • 送料や手数料が別にかかるのに、それがわからないように書く

値段の見せ方についてはネットショップの値段のつけ方でも説明しています。

書いてはいけない表現|薬機法(化粧品・健康食品)

化粧品や健康食品、雑貨でも「体にいい」とうたう商品を売る人は、医薬品医療機器等法(薬機法)にも注意が必要です。この法律は厚生労働省が担当していて、薬や化粧品などの広告のルールを決めています。

化粧品で言えること・言えないこと

化粧品は、言ってよい効能(効き目)の範囲が決められています。厚生労働省の通知をもとに、56項目が決められています(大阪府の案内ページより)。例えば「肌を整える」「肌のキメを整える」「乾燥による小ジワを目立たなくする」などです。

反対に、この範囲をこえる表現は言えません。例えば、シミが消える、シワがなくなる、ニキビが治るなど、「治す・変える」ような書き方は化粧品の範囲をこえるおそれがあります。手作りの石けんやクリームを売る場合も同じです。そもそも化粧品を作って売るには、別に許可が必要な場合があります。売る前に、住んでいる都道府県の薬務の窓口に確認しましょう。

健康食品で言えないこと

健康食品は「食品」なので、薬のような効き目は言えません。愛知県の健康食品の案内では、医薬品と思わせる表現の例として、次のようなものが挙げられています。

  • 肝機能を回復させる
  • 便秘解消
  • 花粉症の症状がやわらぐ
  • 関節痛が治まる

このような表現をすると、薬として認められていない「無承認無許可医薬品」にあたり、医薬品医療機器等法の違反になるとされています。また消費者庁は、健康食品について景品表示法と健康増進法の考え方をまとめた「健康食品に関する景品表示法及び健康増進法上の留意事項について」を公開しています。健康食品をあつかうなら、必ず目を通しておきましょう。

なお、「お客様の声」として効き目を書くのも、広告の一部とみなされることがあります。また、実際にない声を作るのは絶対にやめましょう。

ゼロ店長

ゼロ店長
化粧品や健康食品は、ルールがとても細かい分野です。初心者のうちは「迷ったら書かない」「売る前に役所に聞く」を守ってくださいね。

まとめ

  • 説明文は、お客さんの不安を先回りして消す文章
  • テンプレート:ひとこと紹介 → ベネフィット → 特ちょう → スペック → 使い方 → 注意事項 → 発送
  • ベネフィットで興味を持ってもらい、スペックで信じてもらう
  • サイズ・素材・注意事項は、実物を見て正確に書く
  • タイトルには「種類・特ちょう・素材や色・使う場面」を入れる
  • 根拠のない「No.1」「絶対」や、架空の「通常価格」は書かない(景品表示法)
  • 化粧品・健康食品は、治す・効くような表現をしない(薬機法)

最初から完ぺきな説明文でなくても大丈夫です。お客さんからの質問が来たら、その答えを説明文に足していけば、どんどんわかりやすくなります。商品の魅力を伝える商品写真の撮り方もあわせてどうぞ。

法律のくわしい内容は、消費者庁(景品表示法・健康増進法)や厚生労働省・都道府県の薬務の窓口(薬機法)で確認してください。

料金や条件は変わることがあるので、申し込む前に必ず公式サイトで確認してください。

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