副業向けパソコンの選び方|副業の種類別に必要な性能・中古品の注意・経費のあつかいまで

※本記事には広告が含まれています。

「副業を始めたいけど、今のパソコンで大丈夫?」「新しく買うなら、どれを選べばいいの?」。お店に行くと、CPU、メモリ、SSD…と知らない言葉がたくさん並んでいて、迷ってしまいますよね。

じつは、副業に必要なパソコンの性能は、どんな副業をするかで大きく変わります。文章を書く仕事なら、それほど高い性能はいりません。いっぽうで、動画編集をするなら、ある程度の性能が必要です。この記事では、特定の商品をおすすめするのではなく、自分で選べるようになるための見方をやさしく説明します。

この記事でわかること

  • 副業の種類ごとに必要な性能の目安
  • CPU・メモリ・ストレージ・画面の見方
  • ノートパソコンとデスクトップ、どっちがいい?
  • MacとWindows、どっちがいい?
  • 中古品・整備済み品を買うときの注意
  • 10万円未満のパソコンと経費の関係

まずは「どんな副業をするか」を決めよう

パソコン選びで一番大事なのは、スペック(性能)の数字ではなく、そのパソコンで何をするかです。副業の種類によって、必要な性能はおおまかに次のように分かれます。

副業の種類作業の重さ主な作業パソコンに求めること
ネットショップ運営軽い商品登録、注文の確認、メール、発送の手配ブラウザ(ネットを見るソフト)が快適に動けば十分なことが多い
Webライティング・ブログ軽い文章を書く、調べもの、画像を少し整える打ちやすいキーボード、見やすい画面
デザイン中くらい〜重い画像の作成・加工、バナーやSNS画像づくり色がきれいに見える画面、メモリに余裕
動画編集重い動画のカット、字幕入れ、書き出しCPU・メモリ・ストレージすべてに余裕が必要

ネットショップやライティングは、ブラウザで作業することがほとんどなので、今持っているパソコンで始められることも多いです。まずは手元のパソコンで試してみて、「ここが遅くて困る」とわかってから買いかえを考えても遅くありません。

動画編集をしたい人は、使う編集ソフトによって必要な性能が決まります。くわしくは動画編集副業の始め方で、ソフトの公式の条件とあわせて説明しています。

ゼロ店長

ゼロ店長
「せっかくだから一番いいのを」と高いパソコンを買う前に、まず副業を小さく始めてみましょう。必要な性能は、やってみるとわかってきますよ。

スペックの見方をやさしく解説

パソコンの説明に書かれている数字のうち、とくに見ておきたいのは次の4つです。

CPU(パソコンの「頭」)

CPUは、計算や処理をする部品で、人間でいえば「頭の回転の速さ」です。CPUにはいろいろな種類や世代(作られた時期)があり、同じシリーズでも新しいものほど性能が上がっていることが多いです。

文章を書く、ネットを見るといった軽い作業なら、ふつうのCPUで問題ありません。動画編集のように重い作業をするなら、使うソフトの公式サイトに書かれている「必要なシステム構成(動かすための条件)」を確認し、それより余裕のあるものを選びましょう。

メモリ(作業をする「机の広さ」)

メモリは、パソコンが作業をするときに一時的にデータを置いておく場所です。よく「机の広さ」にたとえられます。机が広いほど、たくさんの資料を広げて同時に作業できます。

ブラウザでタブ(ページ)をたくさん開いたり、いくつものソフトを同時に使ったりすると、メモリが足りなくなって動きが遅くなります。たとえばMicrosoftの公式ページでは、Windows 11を動かす最低条件としてメモリ4GBが示されていますが、これは「最低限動く」ラインです。副業で複数のソフトを使うなら、もっと余裕があるほうが快適です。

なお、ノートパソコンの中には、あとからメモリを増やせないものもあります。買うときに、少し余裕のある量を選んでおくと安心です。

ストレージ(データをしまう「本棚」)

ストレージは、写真や書類、ソフトなどを保存しておく場所です。主に「SSD」と「HDD」の2種類があります。

  • SSD:読み書きが速く、パソコンの立ち上がりやソフトの起動が速い。今のパソコンの多くはこちら
  • HDD:同じ容量なら安いことが多いが、動きはSSDより遅め

Windows 11の最低条件はストレージ64GB以上ですが、これもあくまで最低ラインです。商品写真をたくさん保存するネットショップや、大きなファイルをあつかうデザイン・動画編集では、容量に余裕が必要です。足りなくなったら、外付けのストレージやクラウド(ネット上の保存場所)を使う方法もあります。

画面(大きさと見やすさ)

画面の大きさは「インチ」で表されます。持ち運ぶなら小さめが楽ですが、長い時間作業するなら、ある程度大きいほうが目が疲れにくくなります。

  • 解像度:画面のこまかさ。数字が大きいほど、たくさんの情報を一度に表示できる
  • 色の再現:デザインや商品写真の調整をするなら、色が正しく見える画面かどうかも大切
  • あとから足せる:ノートパソコンでも、家では外付けのモニターをつないで大きな画面で作業できる
部品たとえ軽い作業(ショップ・ライティング)重い作業(デザイン・動画)
CPU頭の回転ふつうの性能でOKソフトの公式条件より余裕のあるもの
メモリ机の広さ最低条件より少し余裕を多めに。あとから増やせるかも確認
ストレージ本棚SSDがおすすめ容量に余裕を。外付けも検討
画面作業スペース見やすい大きさ色の正しさも大事。外付けモニターも便利

ノートパソコンとデスクトップ、どっちがいい?

ノートパソコンデスクトップ
持ち運びできる。カフェや外出先でも作業できるできない
置き場所せまい場所でもOK。使わないときはしまえる机の上に場所が必要
画面本体の画面サイズに限られる(外付けモニターは使える)好きな大きさのモニターを選べる
あとから強化できないものが多い部品を交換・追加しやすいものが多い
向いている人家のいろいろな場所や外で作業したい人決まった場所でじっくり作業したい人

副業はすき間時間に作業することが多いので、「リビングでも寝室でも作業したい」という人にはノートパソコンが便利です。いっぽう、動画編集のように重い作業をずっと同じ机でするなら、デスクトップも選択肢になります。

MacとWindows、どっちがいい?

どちらでも、ほとんどの副業はできます。選ぶときは、次のポイントで考えてみましょう。

  • 今使っているもの・慣れているもの:操作に慣れているほうが、作業がスムーズです。
  • 使いたいソフトが対応しているか:ソフトによっては、どちらか一方でしか使えないものがあります。買う前に公式サイトで対応しているOS(パソコンを動かす基本のソフト)を確認しましょう。
  • 仕事の相手との相性:受け取ったファイルが正しく開けるかどうかも、仕事によっては大事です。
  • スマホとの連携:iPhoneを使っているならMac、と考える人もいます。写真のやり取りなど、自分の使い方に合うかで選びましょう。

ネットショップの管理画面やライティングの多くはブラウザで使えるので、OSのちがいはあまり気になりません。どちらが上ということはないので、やりたいことと、使いたいソフトで選ぶのがいちばんです。

ゼロ店長

ゼロ店長
迷ったら、「副業で使うソフトの名前」を紙に書き出して、それぞれの公式サイトで対応OSと必要な条件を見てみましょう。答えが自然と見えてきます。

中古品・整備済み品を買うときの注意

費用をおさえたいなら、中古品や「整備済み品(メーカーやお店が点検・修理して売るもの)」も選択肢になります。ただし、次の点に注意しましょう。

WindowsのパソコンならOSのサポートを確認

Microsoftの公式ページによると、Windows 10のサポートは2025年10月14日に終了しています(2026年10月時点)。サポートが終わると、セキュリティ(安全を守るため)の更新が届かなくなり、ウイルスなどの被害を受けやすくなります。

個人向けには、条件を満たすと2027年10月12日まで重要なセキュリティ更新を受けられる「拡張セキュリティ更新(ESU)」がありますが、新しい機能などは提供されず、あくまで移行までのつなぎです。副業ではお客さんの住所や名前などの大事な情報もあつかうので、中古のWindowsパソコンを買うなら、Windows 11が動くものかどうかを必ず確認しましょう。

そのほかのチェックポイント

  • 保証があるか:たとえばApple認定整備済製品は、公式ページで1年間のハードウェア保証がつくと案内されています。保証の長さや内容は、お店や商品によってちがいます。
  • バッテリーの状態:ノートパソコンは、使ううちにバッテリーが弱くなります。どのくらい長持ちするかを確認しましょう。
  • メモリやストレージの量:古い機種は少ないことがあります。この記事で説明した目安と見くらべましょう。
  • 買う場所:保証や返品の決まりがはっきりしているお店を選ぶと安心です。
  • 前の持ち主のデータ:初期化(工場出荷時の状態にもどすこと)されているかを確認しましょう。
ゼロ店長

ゼロ店長
安さだけで古いパソコンを選ぶと、セキュリティ更新が届かず、お客さんの情報を守れないことも。「サポート中のOSか」はかならずチェックしてくださいね。

10万円未満なら経費のあつかいがかんたんに

副業のために買ったパソコンは、経費(仕事のためにかかったお金)にできる場合があります。国税庁の説明では、取得価額(買ったときの値段)が10万円未満のものは、使い始めた年に全額を必要経費にできるとされています(2026年10月時点)。消費税をふくめた金額で判断するかどうかは、経理のやり方によって変わります(消費税の申告をしない免税事業者は、ふくめた金額で判断します)。

10万円以上になると、何年かに分けて経費にする「減価償却(げんかしょうきゃく)」という方法が必要になるなど、手続きが少しふくざつになります。青色申告をしている人には、一定の条件で少し高い金額まで一度に経費にできる特例もあります。

また、プライベートでも使うパソコンなら、仕事で使う割合の分だけを経費にする「家事按分(かじあんぶん)」という考え方が必要です。経費にできるものの全体像は、副業の経費にできるもの一覧でくわしく説明しています。

買う前のチェックリスト

  1. やりたい副業と、使うソフトを書き出した
  2. 使うソフトの公式サイトで、必要なシステム構成を確認した
  3. メモリとストレージに少し余裕があるか確認した
  4. 持ち運ぶか、家の決まった場所で使うかを決めた
  5. Windowsなら、Windows 11が動くか確認した(中古品は特に)
  6. 保証と返品の決まりを確認した
  7. 経費にするなら、レシートや領収書を保管しておく

▼ パソコンや周辺機器を探すなら(PR)

楽天市場

まとめ

  • 必要な性能は「どんな副業をするか」で決まる。ショップ運営やライティングは軽い作業、デザインや動画編集は重い作業
  • CPUは頭、メモリは机の広さ、ストレージは本棚。メモリとストレージには余裕を
  • 持ち運ぶならノート、決まった場所でじっくりならデスクトップ
  • MacかWindowsかは、慣れと使いたいソフトの対応で選ぶ
  • 中古のWindowsパソコンは、Windows 11が動くか必ず確認
  • 10万円未満なら、使い始めた年に全額を経費にできる

ゼロ店長のひとこと:パソコンは「副業の相棒」です。まずは今あるパソコンで始めて、困ったところがわかってから、自分に合う相棒を選びましょう。

税金のあつかいは、一人ひとりの状況で変わります。くわしくは税務署や税理士に相談しましょう。

料金や条件は変わることがあるので、申し込む前に必ず公式サイトで確認してください。

コメントをどうぞ