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初めての注文が入った!うれしい気持ちのあとに、「どうやって包めばいいの?」と不安になる人は多いです。こわれたらどうしよう、雨でぬれたらどうしよう、資材(箱や袋)はどこで買えばいいの?と、迷うことがたくさんありますよね。
この記事では、商品の種類別の梱包のしかた、雨や破損(こわれること)への対策、安い資材の買い方、ギフトラッピングのコツ、環境へのやさしさ、そして送料が安いサイズに収める工夫まで、順番にやさしく解説します。

ゼロ店長
梱包は、お客さんが最初に手に取る「お店の顔」です。高い資材でなくても、ていねいさは伝わりますよ。
梱包の基本は「動かない・ぬれない・つぶれない」
どんな商品でも、梱包の目的は3つです。
- 動かない:箱や袋の中で商品がゆれないように、すき間をうめる
- ぬれない:雨や水から守るために、商品を袋に入れる
- つぶれない:上から重さがかかっても、商品がこわれないようにする
基本の手順
- 商品をきれいにして、ほこりや汚れがないか確認する
- 商品をOPP袋(透明なビニール袋)やポリ袋に入れる(水よけ)
- こわれやすいものは、緩衝材(プチプチなどのクッション材)で包む
- 箱や封筒に入れ、すき間を紙や緩衝材でうめる
- 軽くふって、中で動かないかたしかめる
- テープでしっかり閉じ、あて名や伝票をはる
「軽くふってみる」は、とても大切なチェックです。カタカタ音がしたら、まだすき間があります。
商品別の梱包のしかた
商品によって、気をつけるポイントがちがいます。代表的なものを表にまとめました。
| 商品 | 包み方のポイント | おすすめの外側 |
|---|---|---|
| 服・布小物 | たたんでOPP袋に入れる。しわになりやすい物は厚紙を入れる | ビニール素材の宅配袋、封筒 |
| アクセサリー | 小さな袋や台紙にとめて、チェーンがからまないようにする。小箱に入れると曲がりにくい | 厚紙の封筒、小さな箱 |
| 本・紙もの | OPP袋に入れて、角がつぶれないよう厚紙ではさむ | 厚紙の封筒、薄い箱 |
| 食器・ガラス | 1つずつプチプチで二重に包む。箱の底と上にも緩衝材を入れ、箱の中心に置く | 段ボール箱 |
| 電子機器・小物雑貨 | 元の箱があれば使い、そのまわりを緩衝材で包む | 段ボール箱 |
| お菓子など食品 | においや湿気が移らないよう密閉。季節によっては温度にも注意 | 箱(つぶれ防止) |
割れ物は「箱の中で浮かせる」
食器やガラスは、箱のかべに直接ふれないようにします。底に緩衝材をしき、商品を真ん中に置いて、まわりと上にも緩衝材を入れます。こうすると、外から衝撃があっても商品に伝わりにくくなります。
外側に「ワレモノ」「こわれもの注意」のシールをはっておくと、運ぶ人にも気をつけてもらいやすくなります。ただし、シールがあっても乱暴にあつかわれないとは限らないので、梱包自体をしっかりすることが一番大切です。
雨・破損対策
雨対策
- 商品は必ず袋に入れてから、外の箱や封筒に入れる(二重にする)
- 紙の封筒は水にぬれると破れやすいので、雨が多い季節はビニール素材の袋も検討する
- 伝票やあて名の上に透明テープをはると、にじみにくい
- 袋の口はテープでしっかり閉じる
破損対策
- 箱は商品より少し大きめを選び、すき間を緩衝材でうめる
- 段ボールは、つぶれていないもの・湿っていないものを使う
- 箱のつなぎ目は、テープを「H」の形にはると底がぬけにくい
- 重い物は、底をテープで十字にはって補強する
また、商品説明に「梱包について」の欄をつくり、どんな包み方で届くか書いておくと、お客さんも安心です。説明文の書き方は売れる商品説明文の書き方を参考にしてください。

ゼロ店長
万が一こわれて届いたときのために、梱包した状態をスマホで写真に撮っておくと、あとで状況を説明しやすくなります。
安い資材の買い方
梱包資材は、売れるたびに使う「消耗品(使ったらなくなる物)」です。少しの差でも、積み重なると大きくなります。
100円ショップ
100円ショップには、OPP袋、プチプチ、クラフト封筒、ギフト袋、リボン、シールなど、梱包やラッピングの資材がそろっています。少しずつ買えるので、始めたばかりで、何が必要かまだわからない時期に向いています。お店によって品ぞろえがちがうので、いくつか見てみるといいでしょう。
ネット通販(まとめ買い)
梱包資材の専門店や大手の通販サイトでは、封筒や箱を50枚・100枚などのまとめ売りで買えます。1枚あたりの値段が安くなることが多いので、よく売れる商品の梱包が決まってきたらこちらがおすすめです。
| 買う場所 | 向いている時期 | 注意点 |
|---|---|---|
| 100円ショップ | 始めたばかり・少しだけ試したいとき | たくさん買うと1枚あたりは割高になることも |
| ネット通販のまとめ買い | 梱包のやり方が決まってきたとき | 置き場所が必要。サイズをまちがえると大量に余る |
節約のコツ
- まとめ買いの前に、少量で実際に商品を入れて試す
- 届いた荷物の段ボールや緩衝材を、きれいなものだけ再利用する(汚れ・破れ・ほかのお店の名前が目立つ物は使わない)
- 商品に合った大きさの資材を選び、ムダな緩衝材を減らす
資材にかかるお金は、値段を決めるときに「梱包費」として入れておきましょう。くわしくはネットショップの値段のつけ方で解説しています。
ギフトラッピングのコツ
プレゼント用に買うお客さんのために、ラッピングを用意すると喜ばれます。むずかしい包み方ができなくても大丈夫です。
かんたんにできるラッピング
- ギフト袋+シール:商品を袋に入れて、口を折ってシールでとめるだけ
- リボンをかける:箱や袋にリボンを1本結ぶだけで、ぐっとプレゼントらしくなる
- メッセージカード:お客さんが希望する場合に、手書きや印刷のカードを入れる
ラッピングを用意するときの注意
- 有料か無料か、選べる色や種類を商品ページに書いておく
- ラッピングで厚みや大きさが増え、送料のサイズが変わらないか確認する
- プレゼントで送る場合、明細書(値段がわかる紙)を入れないでほしい人もいるので、希望を聞けるようにする
- リボンなどで箱がつぶれないよう、外側の梱包はいつも通りしっかりする

ゼロ店長
ラッピングは「できる範囲で、決まった形」にしておくのがコツ。毎回ちがう包み方にすると、時間も資材もかかりすぎてしまいます。
環境への配慮
最近は、過剰包装(必要以上の包装)をさける意識が高まっています。2022年4月1日には「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」(プラスチック資源循環促進法)が施行され、環境省はプラスチックを「えらんで・へらして・リサイクル」する取り組みをよびかけています。
小さなネットショップでも、できることがあります。
- 商品に合ったサイズの箱や封筒を選び、緩衝材を入れすぎない
- 紙の緩衝材や紙の封筒など、プラスチック以外の資材も検討する
- きれいな段ボールを再利用する
- 「環境のため、簡易包装でお届けしています」と商品ページに書いておく
ただし、環境のために梱包をうすくしすぎて、商品がこわれてしまっては意味がありません。「守るために必要な分だけ」が目安です。また、根拠がないのに「環境にやさしい」「エコ」と大きくうたうと、誤解をまねく表示になるおそれもあるので気をつけましょう。
配送サイズに収める工夫
送料は、荷物の大きさ(たて・よこ・厚さ)と重さで決まります。少しの工夫で、安い発送方法に収められることがあります。
例えば、日本郵便のクリックポストは、2026年10月1日から全国一律240円になり、重さは2kgまで、大きさは「3辺の合計60cm以内・長い辺34cm以内で、ポストに入るもの」に変わりました(2026年10月時点)。出し方もポストに入れる方法だけになっています。ゆうパケットは、厚さ3cm以内なら一律360円です(2026年10月時点)。このように「厚さ3cm」や「ポストに入るかどうか」が分かれ目になる発送方法が多くあります。
サイズを小さくするコツ
- 服やタオルは、たたみ方を工夫してうすくする(空気をぬいて袋を閉じる)
- 箱に入れなくても守れる商品は、厚紙+封筒にする
- 緩衝材は、厚みが出すぎないうすいタイプを選ぶ
- ラッピング込みの厚さで、事前にはかっておく
厚さをはかるには、発送方法の厚さに合わせた穴のあいた「厚さ測定定規」が便利です。通販などで売られています。定規がないときは、厚紙に3cmのすき間をあけた手作りのゲージでも目安になります。
ギリギリのサイズだと、受付で測ったときに入らず、高い方法に変えることになるかもしれません。少し余裕を持たせておきましょう。発送方法ごとの料金やサイズは初心者向け 安い発送方法の比較にまとめています。
発送前の最終チェックリスト
梱包が終わったら、お店に持っていく前に、次のことをたしかめましょう。慣れてきたころのうっかりミスをふせげます。
- 注文された商品・色・数がまちがっていないか
- 付属品(説明書、替えの部品など)を入れ忘れていないか
- ラッピングやメッセージカードの希望に合っているか
- 軽くふって、中で音がしないか
- あて名・住所・郵便番号がまちがっていないか
- テープがはがれそうな所はないか
- 厚さや大きさが、選んだ発送方法のサイズに入っているか
チェックリストを紙に書いて、梱包する場所にはっておくと便利です。発送したら、追跡番号がある方法ならお客さんに伝えておくと、より安心してもらえます。
まとめ
- 梱包の基本は「動かない・ぬれない・つぶれない」
- 商品は袋に入れて二重にし、割れ物は箱の中心に浮かせる
- 梱包した状態を写真に撮っておくと、トラブルのときに安心
- 資材は、最初は100円ショップ、慣れたらネット通販のまとめ買い
- ラッピングは「できる範囲で決まった形」に。送料のサイズが変わらないか確認
- 環境のために、必要な分だけの梱包を心がける
- 厚さ3cmなど、発送方法の分かれ目を意識してサイズを工夫する
梱包は、何回かやるうちにどんどん早く、上手になります。最初はゆっくりで大丈夫です。お店づくりの全体の流れはネットショップの始め方7ステップもあわせて読んでみてください。
料金や条件は変わることがあるので、申し込む前に必ず公式サイトで確認してください。

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