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「プレゼント用に包んでもらえますか?」
「注文した自分ではなく、友だちの家に直接送りたいです」
年末が近づくと、クリスマスやお歳暮、お年賀などで、ネットショップにもギフトの注文がふえやすくなります。ギフト対応をしておくと、お客さんが「このお店で贈り物を買おう」と思いやすくなります。この記事では、小さなネットショップでもできるギフト対応のやり方を、準備するものから、設定のしかた、発送のときの注意まで、順番に説明します。
- ギフト対応でできること
- ラッピング・のし・メッセージカードの準備
- 贈り先に直接送るときの注意(金額のわかる書類など)
- BASE・STORESでの設定のしかた
- 商品ページに書いておくこと
- よくある質問

YOSHI
ギフト対応は、むずかしい技術がなくても始められます。「何ができて、何ができないか」をはっきり決めておくことが、いちばん大切ですよ。
ギフト対応でできること
ギフト対応といっても、全部をそろえる必要はありません。まずは、自分のお店でできることを選びましょう。
| サービス | どんなもの? | 始めやすさ |
|---|---|---|
| ギフトラッピング | 包装紙・袋・リボンなどでプレゼント用に包む | ◎ 100円ショップなどの資材でも始めやすい |
| メッセージカード | お客さんのメッセージを書いたカードを入れる | ◎ カードを用意するだけ |
| のし(熨斗) | お歳暮・お祝いなどの贈り物にかける、表書きの入った紙 | ○ 和菓子・食品・日用品などで求められやすい |
| 贈り先への直接発送 | 注文した人とちがう住所に送る | ○ 書類の入れ方に注意が必要 |
| 名入れ | 名前やメッセージを商品に入れる | △ 作業の手間と時間がかかる |
はじめての人は、ラッピングとメッセージカードから始めるのがおすすめです。慣れてきたら、のしや名入れなどをふやしていきましょう。
ラッピング・のし・メッセージカードの準備
ラッピングは「1〜2種類」にしぼる
ラッピングの種類が多いと、資材の在庫や作業の手間がふえます。最初は「袋+リボン」「箱+包装紙」など、1〜2種類にしぼると続けやすくなります。商品の大きさに合う袋や箱を、先にいくつか用意しておきましょう。
- 包装紙・ギフト袋・リボン・シール
- 商品が動かないようにする緩衝材(かんしょうざい:クッションの役目をするもの)
- ラッピングしたあとに入れる、少し大きめの外箱や封筒
包み方や、送料をおさえる資材の選び方は「ネットショップの梱包・ラッピングのやり方」でくわしく説明しています。
のしは「表書き」と「名前」を聞く
のしには、贈る目的を書いた「表書き(おもてがき)」と、贈る人の名前を入れます。たとえば、お歳暮なら「御歳暮」、新年のごあいさつなら「御年賀」のように書きます。のしに対応するなら、注文のときに次のことを聞けるようにしておきましょう。
| 聞くこと | 例 |
|---|---|
| 表書き | 御歳暮・御年賀・御礼・内祝 など |
| 名前 | 贈る人の名字やフルネーム |
| かけ方 | 包装紙の内側にかける(内のし)か、外側にかける(外のし)か |
のしの種類やマナーは、お祝いの内容によってちがいます。自信がないものは、無理に受けつけず「御礼・御歳暮のみ対応」のように、できる範囲をしぼっておくと安心です。
メッセージカードは文字数を決める
メッセージカードは、手書きにするか印刷にするかを決めておきましょう。カードの大きさに合わせて「〇文字まで」と文字数を決めておくと、書ききれないトラブルを防げます。いただいたメッセージは、まちがえないように、注文の内容をコピーして使うのがおすすめです。

YOSHI
ギフトは「まちがえられない」注文です。名前やメッセージは、書いたあとに注文画面ともう一度見くらべるくせをつけましょう。
贈り先に直接送るときの注意
ギフトでは、注文した人(お客さん)とはちがう人の家に商品を送ることがよくあります。このとき、ふだんとはちがう気づかいが必要です。
金額がわかる書類を入れない
ふだんの発送で、納品書や明細書を入れているお店も多いと思います。でも、贈り物に値段のわかる書類が入っていると、もらった人が気まずく感じることがあります。ギフトの注文では、次のようにしましょう。
- 納品書や明細書は、贈り先への荷物には入れない(必要ならお客さんにメールで送る)
- 入れる場合は、金額がのっていない書類にする
- ショップのチラシやクーポンを入れるかどうかも、ギフトのときは考えなおす
送り状の「依頼主」をどうするか
送り状(伝票)の「依頼主」の欄は、注文した人の名前にするのか、お店の名前にするのかを決めておきましょう。STORESの公式FAQでは、購入者とお届け先がちがう注文で送り状のCSV(表の形のデータ)を出すと、購入者の名前・住所・電話番号が依頼主の情報として出力されると案内されています(2026年10月時点)。贈り先には、だれからのプレゼントかが伝わります。
届け先の個人情報をていねいにあつかう
贈り先の名前や住所も、大切な個人情報です。発送が終わったら、メモや紙をそのままにせず、決めた方法で管理しましょう。くわしくは「お客さんの個人情報の守り方」を見てください。
届く日を決めたいお客さんへの対応
クリスマスなど、届く日が大切なギフトもあります。年末は配送が混み合うこともあるので、「〇日までのご注文で、〇日ごろお届け」のような目安を、早めに商品ページやお知らせで伝えましょう。入荷前の商品を先に売る場合は「ネットショップの予約販売のやり方」も参考にしてください。
BASE・STORESでの設定のしかた
ネットショップ作成サービスには、ギフトの注文を受けるための機能があります。それぞれの公式ヘルプにのっている内容をまとめました(2026年10月時点)。
| BASE | STORES | |
|---|---|---|
| ラッピングの受けつけ | 「商品オプション App」(無料)で、商品ごとにラッピングなどの選択肢を作れる | 管理画面の「ネットショップ」→「サイト設定」→「ギフトラッピング」で選択肢を作れる |
| 料金の設定 | オプションごとに追加の金額(0円も可)を決められる | 税込0円〜10,000円で設定できる |
| 作れる数 | 1商品に最大6個、ショップ全体で最大100個のオプション | ラッピングの選択肢は最大10件 |
| メッセージなどの文字入力 | 「文字入力式」のオプションで、最大30文字まで受けつけられる | 公式FAQで確認してください |
| 別の住所への発送 | 購入者と届け先がちがう注文についてのヘルプがある | 購入画面で「別の住所を指定する(ギフトなど)」を選べる |
BASEで気をつけたいこと
- 商品オプションは注文ごとではなく商品ごとの設定です。同じ商品を2個注文すると、オプションも2個分になります。
- オプションに在庫は設定できません。ラッピング資材の数は自分で管理しましょう。
- 定期便・デジタルコンテンツ販売・抽選販売などのAppを使った商品には、オプションを設定できません。
- 商品ページに表示される商品価格には、オプションの価格は反映されません。有料ラッピングの金額は、説明文にも書いておくと親切です。
STORESで気をつけたいこと
- ギフトラッピングの料金は、お客さんが購入画面の「オプション」欄でラッピングにチェックを入れたときだけ加算されます。
- ラッピングの選択肢の名前は、見ただけで内容がわかるようにしましょう(例:「ギフト袋+リボン」)。
どのサービスを使うか迷っている人は「ネットショップ作成サービス比較」も見てください。
商品ページに書いておくこと
ギフト対応をするときは、お客さんが注文の前にわかるように、次のことを書いておきましょう。
- 対応しているギフトのメニュー(ラッピング・のし・メッセージカードなど)
- それぞれの料金(無料か有料か)
- のしの表書きで対応できるもの
- メッセージカードの文字数
- 贈り先に送るとき、金額のわかる書類を入れないこと
- 年末など、混み合う時期の受けつけのしめきり
商品ページ全体の組み立て方は「売れる商品ページの作り方」で説明しています。ギフト向けのセットを作るなら「セット商品・まとめ売りの作り方」も役に立ちます。
よくある質問
Q1. ラッピングは有料と無料、どちらがいいですか?
A. どちらでもかまいません。資材代と作業の時間を考えて決めましょう。BASEは商品オプション App、STORESはギフトラッピングの設定で、0円(無料)にも有料にもできます(2026年10月時点)。
Q2. のしに対応できないときは、どうすればいいですか?
A. できないことは、商品ページに「のしには対応していません」とはっきり書いておきましょう。注文のあとで断るより、お客さんにとってもお店にとっても安心です。
Q3. 贈り先に送る荷物に、お店のチラシを入れてもいいですか?
A. 入れてはいけない決まりはありませんが、贈り物の中にお店の宣伝が入っていると、気になる人もいます。ギフトのときは入れないか、お客さんに聞いてから入れるようにすると安心です。

YOSHI
ギフト対応は、まずラッピングとメッセージカードの2つからで十分です。できる範囲を商品ページに書いて、年末の注文にそなえましょう!
まとめ
- ギフト対応は、ラッピングとメッセージカードから始めると続けやすい。
- のしに対応するなら、表書き・名前・かけ方を注文のときに聞けるようにする。
- 贈り先に送るときは、金額のわかる書類を入れない。送り状の依頼主も決めておく。
- BASEは「商品オプション App」、STORESは「ギフトラッピング」設定でラッピングを受けつけられる。
- 対応できること・料金・しめきりを商品ページに書いておく。
料金や条件は変わることがあるので、申し込む前に必ず公式サイトで確認してください。

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