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「どんな商品なら売れるんだろう?」「この商品は、いつごろ準備を始めればいいの?」。商品を選ぶとき、自分の感覚だけで決めるのは不安ですよね。
そんなときに役立つのが、Googleが出している無料の調べものツール「Googleトレンド」です。世の中の人が「いつ・どこで・どんな言葉」を検索しているかの動きを、グラフで見ることができます。
この記事では、はじめての人でも使えるように、Googleトレンドの画面の見方、売れる商品のヒントを探す手順、そしてまちがえやすい数字の見方の注意点をやさしく説明します。調べた結果を書きこむメモの例と、商品を決める前のチェックリストもつけています。
この記事でわかること
- Googleトレンドでわかること・わからないこと
- 画面の見方(期間・地域・カテゴリ・検索の種類)
- 商品のヒントを探す6つの手順と使い方の例
- 「100」や「0」の数字をまちがえて読まないための注意点
- 調べた結果をまとめるメモの例とチェックリスト

YOSHI
Googleトレンドは「売れるかどうか」の答えではなく「ヒントを見つける道具」です。考える材料のひとつとして使ってみましょう。
Googleトレンドとは?検索の「人気の動き」がわかる道具
Googleトレンドは、GoogleやYouTubeで検索された言葉を集計して、その言葉の人気がどう変わってきたかを見せてくれるツールです。Googleトレンドの公式ページを開き、調べたい言葉を入れるだけで使えます。
公式の説明では、Googleトレンドのデータは、検索を集計・匿名化(だれが検索したかわからないようにすること)・分類し、一部をランダムに取り出したもの(サンプル)をもとにしています(2026年11月時点)。出典:Google 検索セントラル「Google トレンドを使ってみる」
グラフの「0〜100」は検索の回数ではない
いちばん大事なのがここです。グラフの数字は「何回検索されたか」ではありません。その場所・その期間のすべての検索の中で、その言葉がどれくらいの割合で検索されたかを計算し、いちばん高いところを100として0〜100に置きかえた数字です(2026年11月時点)。出典:Google トレンドヘルプ「Google トレンドのデータに関するよくある質問」
たとえば、ある言葉が12月に「100」、6月に「25」だったとします。これは「12月がいちばん人気で、6月は12月の4分の1くらいの割合だった」という意味です。「12月に100回検索された」という意味ではないので注意しましょう。
| わかること | わからないこと |
|---|---|
| 言葉の人気が上がる時期・下がる時期 | 実際に何回検索されたか |
| 2つ以上の言葉のどちらが多く検索されているか(くらべた場合) | その商品が実際に何個売れたか |
| どの地域(都道府県など)で関心が高いか | 買う人の年れいや性別などのくわしい情報 |
| いっしょに検索されている言葉 | その商品が売れて利益が出るかどうか |
Googleトレンドの画面の見方
Googleトレンドには、おもに2つの使い方があります。商品を選ぶときに使うのは、ほとんどが「調べる」です(2026年11月時点)。出典:Google 検索セントラル「Google トレンドを使ってみる」
| 機能 | できること | 商品選びでの使い道 |
|---|---|---|
| 調べる | 言葉やトピックの人気の動き、地域ごとの人気、関連する言葉を見る | 季節の山を調べる・言葉をくらべる |
| 急上昇中 | いま注目されている検索を見る | 世の中の話題を知る(商品選びには参考ていど) |
「調べる」の画面では、上のほうにある項目で、調べる条件を変えられます。
| 項目 | 意味 | おすすめの使い方 |
|---|---|---|
| 国・地域 | どこで検索されたかをしぼる | 日本のお客さん向けなら「日本」にする |
| 期間 | いつの検索を見るか(過去30日・過去90日・過去5年間など) | 季節の動きを見るなら「過去5年間」など長めにする |
| カテゴリ | 分野をしぼる(同じ言葉でも意味がちがう場合に便利) | 言葉が別の意味でも使われるときにしぼる |
| 検索の種類 | ウェブ検索・画像検索・ニュース検索・Googleショッピング・YouTube検索から選ぶ | 物を売るなら「Googleショッピング」も見てみる |
検索の種類について、Googleのニュース関係者向けの研修ページでは、5つの種類はそれぞれ別のデータで、重なっていないと説明されています。出典:Google News Initiative「Advanced Google Trends」(英語)
「関連トピック」「関連キーワード」の見方
グラフの下には「関連トピック」と「関連キーワード(関連クエリ)」があります。プルダウンで「人気」を選ぶと人気の高いもの、「注目」を選ぶと最近ふえているものが表示されます(2026年11月時点)。出典:Google 検索セントラル「Google トレンドを使ってみる」
ここには、お客さんが実際に使っている言葉が出てきます。商品名や商品説明に入れる言葉を考えるときのヒントになります。
「トピック」と「検索語句」のちがい
言葉を入れると、「検索語句」と「トピック」を選べることがあります。検索語句は入れた言葉そのもの。トピックは、打ちまちがいや別の呼び方などもまとめて数えたものです(2026年11月時点)。出典:Google 検索セントラル「Google トレンドを使ってみる」 はじめは「検索語句」で見て、呼び方がいくつもある商品のときは「トピック」もくらべてみると、ちがいがわかります。
売れる商品のヒントを探す6つの手順
ここからは、実際に商品のヒントを探す流れです。例として「手袋」のような冬の小物を考えている場合で説明します。
- 候補の言葉を3〜5個書き出す:商品の名前を、お客さんが検索しそうな言葉で書きます(例:「手袋」「ミトン」「ネックウォーマー」)。
- 国を「日本」、期間を「過去5年間」にする:長い期間で見ると、毎年くり返す季節の山がわかります。
- 1つずつ入れて、山の時期を見る:毎年何月ごろから上がりはじめ、何月がいちばん高いかをメモします。
- 「比較」で言葉をならべる:最大5つまでならべられます。どの呼び方がよく使われているかがわかります。
- 関連キーワードを見る:「人気」と「注目」の両方を見て、いっしょに検索されている言葉(例:色・素材・使う場面)を書き出します。
- ほかの情報とあわせて判断する:販売サイトで同じような商品の数や値段も見て、自分のお店で売れそうか考えます。
山の時期がわかったら、その少し前に商品ページを用意しておくのがポイントです。検索がふえはじめてから準備すると、写真の撮影や商品ページ作りが間に合わないことがあります。季節ごとの準備の時期は、季節やイベントに合わせた商品の作り方でも解説しています。
商品選びに役立つ使い方の例
| 知りたいこと | やり方 | 見るところ |
|---|---|---|
| いつ準備を始めればいい? | 期間を「過去5年間」にして1つの言葉を見る | 毎年グラフが上がりはじめる月 |
| どの呼び方がよく使われる? | 「比較」で似た言葉を2〜5個ならべる | どの線が高いか |
| どこの地域で人気? | グラフの下の地域ごとの人気の欄を見る | 数字が高い都道府県 |
| 商品説明に入れる言葉は? | 関連キーワードの「人気」を見る | いっしょに検索されている言葉 |
| 新しく人気が出てきた物は? | 関連キーワードの「注目」を見る | 最近ふえている言葉 |
| 物を買う目的の検索は? | 検索の種類を「Googleショッピング」にする | ウェブ検索との山の時期のちがい |
地域の数字も「割合」で計算されています。人口の多い地域がいつも上になるわけではありません。公式の説明でも、同じ数字の地域どうしでも、検索の合計数は同じとはかぎらないとされています。出典:Google トレンドヘルプ「Google トレンドのデータに関するよくある質問」
まちがえやすい数字の見方の注意点
Googleトレンドは便利ですが、数字を読みまちがえると、商品選びを失敗してしまいます。公式ヘルプに書かれている内容をもとに、気をつけたいことをまとめました(2026年11月時点)。出典:Google トレンドヘルプ「Google トレンドのデータに関するよくある質問」
| 注意点 | どういうこと? | どうすればいい? |
|---|---|---|
| 数字は回数ではない | 0〜100は「割合」をもとにした数字 | 「何回検索されたか」として読まない |
| 「0」は検索ゼロとはかぎらない | 検索した人がとても少ない言葉は「0」と表示される | 呼び方を変えたり、期間を長くしたりする |
| 小さな上がり下がりがある | データには細かいゆれがあり、検索が少ない言葉ほど目立つ | 1回だけの山ではなく、何年もくり返す動きを見る |
| 同じ人のくり返しは数えない | 短い時間に同じ人が何度も検索したものは除かれる | 人数に近いイメージで見る |
| 世論調査ではない | 人気が上がっても「みんなが買いたい」とはかぎらない | 販売サイトの様子など、ほかの情報とあわせる |
とくに「急に上がった言葉」は、テレビやニュースで話題になっただけのこともあります。話題が終わると、すぐに下がってしまうかもしれません。商品を作ったり仕入れたりする前に、毎年同じように上がっているかを確かめましょう。

YOSHI
急に人気が出た言葉にとびついて、たくさん仕入れるのは危ないです。まずは少しだけ用意して、反応を見てから増やしましょう。
調べた結果をまとめるメモの例
調べたことは、その場で見るだけだと忘れてしまいます。次のような表にまとめておくと、あとで商品をくらべやすくなります。紙のノートでも、表計算ソフトでもかまいません。
| 項目 | 書く内容 | 記入の例 |
|---|---|---|
| 調べた日 | いつ調べたか | 2026年11月1日 |
| 言葉 | 入れた言葉 | ミトン |
| 条件 | 国・期間・検索の種類 | 日本・過去5年間・ウェブ検索 |
| 山の時期 | 毎年いちばん高くなる月 | (グラフを見て書く) |
| 上がりはじめ | 毎年上がりはじめる月 | (グラフを見て書く) |
| 比べた言葉 | いっしょにならべた言葉と、どれが高かったか | 手袋・ミトン・ネックウォーマー |
| 関連キーワード | 気になった言葉 | (色・素材・使う場面など) |
| 判断 | 作る・仕入れる/見送る/もう少し調べる | もう少し調べる |
記入の例の「山の時期」などは、実際にグラフを見て書きこんでください。同じ言葉でも、期間や検索の種類を変えると結果が変わるので、「条件」の欄も必ず書いておきましょう。
よくある失敗
- 数字を検索の回数だと思ってしまう:「100」は「その期間でいちばん高かった」という意味です。
- 期間が短すぎる:過去30日だけでは季節の山がわかりません。商品選びには長い期間も見ましょう。
- 国を「全世界」のままにしている:日本で売るなら「日本」にしぼります。
- 人気の言葉だけで決めてしまう:人気が高い言葉は、売っているお店も多いことがあります。ライバルの様子も見ましょう。
- 調べた条件を記録していない:あとで見直したときに、同じ結果が出なくて混乱します。
ライバルのお店の調べ方は、ライバル店の調べ方でくわしく説明しています。
商品を決める前のチェックリスト
Googleトレンドで調べたあと、次の項目を確認してから商品を決めましょう。
- □ 国を「日本」にして調べた
- □ 「過去5年間」など長い期間でも見た
- □ 毎年同じ時期に山があるか確かめた
- □ 似た呼び方を「比較」でくらべた
- □ 関連キーワードの「人気」と「注目」を両方見た
- □ 販売サイトで、同じような商品の数と値段を見た
- □ 山の時期に間に合うように、準備の予定を立てた
- □ いきなりたくさん用意せず、少しだけ試す計画にした
「少しだけ試す」方法は、テスト販売のやり方で手順を紹介しています。商品の候補そのものの選び方は、売れる商品の選び方もあわせて読んでみてください。
よくある質問
Q. グラフが「100」なら、たくさん売れるということですか?
A. いいえ。「100」は、その言葉の人気がその期間の中でいちばん高かった時点、という意味です。検索の回数や売れる数を表しているわけではありません。
Q. 調べたい言葉が「0」ばかりで、グラフが出ません。
A. 検索した人がとても少ない言葉は「0」と表示されます。もっと一般的な呼び方に変える、期間を長くする、地域を広げる、などを試してみましょう。
Q. いくつまで言葉をくらべられますか?
A. 「調べる」の画面で、最大5つまでならべてくらべられます(2026年11月時点)。出典:Google 検索セントラル「Google トレンドを使ってみる」
Q. 人気が上がっている言葉の商品を売れば、売れますか?
A. それだけでは決められません。人気が高い言葉は、ライバルも多いことがあります。Googleトレンドは「考える材料のひとつ」として使い、ライバルの様子や利益の計算もあわせて判断しましょう。
Q. ブログやお店のページの言葉選びにも使えますか?
A. 使えます。関連キーワードは、お客さんが使っている言葉を知るヒントになります。自分のお店に実際に来ている人の検索の言葉は、Googleサーチコンソールでも見られます。使い方はGoogleサーチコンソールの使い方を参考にしてください。

YOSHI
山の時期がわかると、準備の予定が立てやすくなります。まずは気になる商品の言葉を1つ、「過去5年間」で見てみましょう。
まとめ
- Googleトレンドは、検索の人気の動きをグラフで見られる無料の道具
- グラフの0〜100は検索の回数ではなく、「割合」をもとにした数字
- 国は「日本」、期間は「過去5年間」など長めにして、毎年くり返す山を見る
- 「比較」で呼び方をくらべ、関連キーワードで商品説明に使う言葉を探す
- 急に上がった言葉にとびつかず、ライバルや利益の計算もあわせて判断する
- 調べた条件と結果はメモに残し、少しだけ試してから増やす
料金や条件は変わることがあるので、申し込む前に必ず公式サイトで確認してください。

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