SNSのプレゼントキャンペーンのやり方|景品表示法の上限・Xのルール・応募規約の例文

SNSのプレゼントキャンペーンのやり方

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「フォロー&リポストで抽選プレゼント!」というキャンペーンを、SNSでよく見かけますよね。小さなネットショップでも、プレゼントキャンペーンはお店を知ってもらうきっかけになります。年末年始は人がSNSを見る時間がふえやすく、キャンペーンを考えるお店も多い時期です。

ただし、プレゼントには景品表示法(けいひんひょうじほう)という法律の上限があり、SNSにもそれぞれのルールがあります。知らずに始めると、あとで困ることもあります。この記事では、キャンペーンの形の選び方、法律の上限の見方、応募規約や告知文の例文、当選の連絡と発送までを、順番にやさしく説明します。

YOSHI

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プレゼントキャンペーンは「どの形でやるか」で守るルールが変わります。まずは形を決めて、上限とSNSのルールを順番に確かめていきましょう。

プレゼントキャンペーンの3つの形

ネットショップでよく使われるプレゼントキャンペーンは、大きく3つの形に分けられます。景品表示法では、形によって呼び方と上限が変わります。

形例景品表示法での分け方
① だれでも応募できる抽選「お店のアカウントをフォローしてリポストした人から抽選で3名に商品をプレゼント」オープン懸賞(けんしょう)※買わなくても応募できるもの
② 買った人の中から抽選「期間中にショップで買った人の中から抽選で1名に新作をプレゼント」一般懸賞
③ 買った人全員にプレゼント「3,000円以上買った人全員にミニポーチをおまけ」総付景品(そうづけけいひん)

「懸賞」とは、くじなどの運や、作品の出来のよしあしなどで、プレゼントをもらえる人を決めることです。①のように買い物をしなくても応募できる企画は「オープン懸賞」と呼ばれ、景品表示法の景品の上限はありません。②のように買い物が応募の条件になると「一般懸賞」、③のように条件を満たした人全員にあげる場合は「総付景品」になり、上限があります。(2026年11月時点)

出典:消費者庁「景品規制の概要」

景品表示法の上限をたしかめよう

②と③の形を選ぶときは、次の上限を守る必要があります。「取引価額(とりひきかがく)」とは、その企画でお客さんが買い物をする金額のことです。(2026年11月時点)

一般懸賞(買った人の中から抽選)の上限

取引価額1つのプレゼントの最高額プレゼントの総額
5,000円未満取引価額の20倍売上予定総額の2%
5,000円以上10万円売上予定総額の2%

総付景品(買った人全員にプレゼント)の上限

取引価額プレゼントの最高額
1,000円未満200円
1,000円以上取引価額の10分の2

出典:消費者庁「景品規制の概要」

計算の例

  • 一般懸賞の例:2,000円の商品を買った人から抽選する場合、1つのプレゼントは2,000円×20倍=4万円までです。ただし、キャンペーン期間の売上の予定が10万円なら、プレゼントの総額は10万円×2%=2,000円までになります。
  • 総付景品の例:「3,000円以上買った人全員」にあげる場合、おまけは3,000円×10分の2=600円までが目安です。

小さなお店では、1つあたりの上限より「総額の2%」のほうが先に問題になりやすいことを覚えておきましょう。買い物を条件にするか迷ったら、①のように買い物を条件にしない形にすると、上限を気にせずに企画を立てやすくなります。取引価額の考え方など細かい点は、消費者庁のページで確かめてください。

SNSのルールもたしかめよう

法律とは別に、キャンペーンを行うSNSのルールも守る必要があります。Xでは、キャンペーンを行うときのガイドラインとして、次のような点があげられています。(2026年11月時点)

  • 応募のために複数のアカウントを作らせない(複数アカウントで応募した場合は当選資格を失うと、ルールに書いておくことがすすめられています)
  • 同じ内容のポストをくり返させない(「いちばん多くリポストした人にプレゼント」のような決まりは避ける)
  • 応募のポストに主催者の@ユーザー名を入れてもらう(通知で応募を確認しやすくなる)
  • ハッシュタグは、キャンペーンに関係のあるものにする
  • Xのルールや、関係する法律を守るのは主催者の責任

出典:X ヘルプセンター「キャンペーン実施のガイドライン」

Instagramにも、プロモーション(キャンペーン)を行うときのガイドラインがあります。Instagramで行う場合は、始める前に公式のヘルプページを読んでおきましょう。出典:Instagram ヘルプセンター(プロモーションのガイドライン)

キャンペーンを始める手順

  1. 目的を決める:「フォロワーをふやしたい」「新作を知ってもらいたい」など、1つにしぼります。
  2. 形を決める:上の3つの形から選びます。はじめてなら、買い物を条件にしない①がわかりやすいです。
  3. プレゼントを決める:お店の商品にすると、お店に興味がある人が集まりやすくなります。現金や、お店と関係のない人気の品だけが目当ての人を集めると、終わったあとにフォローを外されやすくなります。
  4. 期間と当選人数を決める:1〜2週間など、短めの期間がわかりやすいです。
  5. 応募規約を作る:次の章の例文を参考にします。
  6. 告知ポストを作る:応募のしかた・期間・当選人数・規約へのリンクを入れます。
  7. 抽選・連絡・発送をする:だれがいつ抽選するか、当選の連絡方法を先に決めておきます。

応募規約(ルール)の例文

応募規約は、トラブルを防ぐための「約束ごと」です。ショップのお知らせページなどにのせて、告知ポストからリンクしましょう。次の例文は、お店の内容に合わせて書きかえて使ってください。

【〇〇ショップ プレゼントキャンペーン 応募規約】

  • 応募期間:〇年〇月〇日(〇)〇時〜〇月〇日(〇)〇時
  • 応募方法:Xの「@〇〇shop」をフォローし、キャンペーンのポストをリポストしてください。
  • 当選人数:抽選で〇名様
  • プレゼント:〇〇(色はえらべません)
  • 応募資格:日本国内にお住まいで、商品をお届けできる住所をお持ちの方
  • 当選の発表:〇月〇日ごろまでに、当選された方にだけXのDMでお知らせします。
  • 当選の連絡から〇日以内にお返事がない場合は、当選が無効になります。
  • 複数のアカウントでの応募や、1日に何度もの応募は無効です。
  • アカウントを非公開にしている方、期間中にフォローを外した方は対象外です。
  • いただいた住所などの個人情報は、プレゼントの発送だけに使います。
  • 当店がDMでパスワードやクレジットカードの番号をおたずねすることはありません。
  • 本キャンペーンは、X社とは関係ありません。

告知ポストの例文

告知ポストは、ひと目で「何がもらえて、どうすれば応募できるか」がわかるようにします。Xの無料アカウントは文字数に限りがあるので、くわしい内容は応募規約のページにまとめましょう。

\ 年末のプレゼントキャンペーン /
手作りのミニポーチを抽選で3名様に🎁

【応募方法】
①@〇〇shop をフォロー
②このポストをリポスト

しめきり:12/〇(〇)23:59
規約:(ショップのURL)
#〇〇ショップ #プレゼントキャンペーン

ハッシュタグは、お店の名前やキャンペーンに関係のあるものにします。関係のない人気のハッシュタグを付けるのはやめましょう。投稿の見つけてもらい方はSNSのハッシュタグの選び方でもくわしく説明しています。

当選者への連絡と発送

当選の連絡と発送は、お客さんの信頼にかかわる大切な場面です。次のことに気をつけましょう。

  • 連絡はお店の公式アカウントからだけ:お店になりすました別のアカウントが、応募者にDMを送ってくることがあります。「当店からの連絡は@〇〇shopからだけです」と、告知や規約に書いておきましょう。
  • 聞く情報は発送に必要なものだけ:名前・住所・電話番号など、送るのに必要なものにしぼります。
  • 個人情報は発送が終わったら整理する:使う目的を伝え、終わったら決めたルールにしたがって消すか保管します。くわしくはお客さんの個人情報の守り方を見てください。
  • 送り方を決めておく:追跡できる方法で送ると、届いたかどうかを確かめやすくなります。

当選の連絡の例文(DM)

〇〇様
このたびは〇〇ショップのプレゼントキャンペーンにご応募いただき、ありがとうございます。抽選の結果、〇〇様がご当選されましたのでお知らせします。
プレゼントのお届けのため、〇月〇日までに、このDMで「お名前・ご住所・お電話番号」をお知らせください。いただいた情報は発送だけに使います。
〇〇ショップ

「感想を投稿してくれたらプレゼント」は要注意

「商品の感想を投稿してくれた人にプレゼント」のように、お店がプレゼントと引きかえに投稿をたのむ場合、その投稿はお店の広告とみなされることがあります。2023年10月1日から、広告なのに広告だとわからないようにする「ステルスマーケティング(ステマ)」は、景品表示法で禁止されています。規制されるのは、たのんだ側のお店です。(2026年11月時点)

このような企画をするときは、投稿に「#PR」などを付けてもらうようにお願いしましょう。出典:消費者庁「ステルスマーケティングに関する景品表示法の規制」。口コミの集め方はネットショップの口コミ・レビューの集め方でもくわしく説明しています。

よくある失敗

よくある失敗どうすればいい?
当選の連絡を応募者全員にDMで送ってしまった当選者だけに送る。ほかの応募者の名前や住所が見えないようにする
規約に「しめきりの時刻」を書かず、問い合わせが来た日付だけでなく「23時59分まで」など時刻まで書く
買った人限定の抽選で、豪華なプレゼントにしすぎた一般懸賞の上限(総額は売上予定総額の2%)を先に計算する
キャンペーンが終わったらフォロワーが一気にへったお店の商品をプレゼントにして、お店に興味がある人に来てもらう
当選発表の日を過ぎても連絡しなかった抽選日と担当を先に決め、カレンダーに入れておく

始める前のチェックリスト

  • □ キャンペーンの形(オープン懸賞・一般懸賞・総付景品)を決めた
  • □ 買い物が条件なら、景品表示法の上限を計算した
  • □ 使うSNSのキャンペーンのルールを読んだ
  • □ 応募規約を作り、ショップにのせた
  • □ 応募期間を日付と時刻まで決めた
  • □ 当選の連絡方法と、返事のしめきりを決めた
  • □ 「連絡は公式アカウントからだけ」と書いた
  • □ 個人情報の使い道と、終わったあとの扱いを決めた
  • □ プレゼントの在庫と、発送の方法を用意した

よくある質問

Q. フォロー&リポストのキャンペーンは、プレゼントの金額に上限がありますか?

A. 買い物をしなくても応募できる企画は「オープン懸賞」にあたり、景品表示法の景品の上限はありません(2026年11月時点)。ただし、応募に買い物が必要になると上限があるので、条件の決め方に気をつけましょう。

Q. 応募規約は必ず作らないといけませんか?

A. 当選の条件や連絡方法がはっきりしていないと、トラブルのもとになります。Xのガイドラインでも、複数アカウントでの応募は当選資格を失うことをルールに書くようすすめられています。短くてもよいので、規約を作っておきましょう。

Q. 当選者を自分で選んでもいいですか?

A. 抽選とうたうなら、公平に抽選しましょう。たとえば応募者に番号をつけて、くじで選ぶなどの方法があります。だれがどう選んだかを、メモに残しておくと安心です。

Q. プレゼントを送る送料はだれが払いますか?

A. ふつうはお店が払います。送料もキャンペーンの費用として、前もって計算しておきましょう。追跡できる方法など、送り方も先に決めておくと安心です。

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BASE
YOSHI

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はじめてなら、買い物を条件にしない小さなキャンペーンから試すのがおすすめです。規約とチェックリストを用意して、安心して楽しんでもらいましょう。

まとめ

  • プレゼントキャンペーンは「だれでも応募」「買った人から抽選」「買った人全員」の3つの形がある
  • 買い物が条件になると景品表示法の上限がある。小さなお店は「総額の2%」に注意
  • Xでは、複数アカウントや同じポストのくり返しをさせないなどのガイドラインがある
  • 応募規約を作り、当選の連絡は公式アカウントからだけにする
  • プレゼントと引きかえに感想の投稿をたのむときは、ステマ規制に気をつける

料金や条件は変わることがあるので、申し込む前に必ず公式サイトで確認してください。

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