出金伝票の書き方|領収書がもらえない経費の記録のしかたと、使えないケース

出金伝票の書き方

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「仕事で使った電車代、領収書がない…」
「取引先へのお祝いを包んだけど、記録はどうすればいいの?」

副業で使ったお金を経費にするには、ふつうは領収書やレシートをとっておきます。でも、電車やバスの運賃、お祝いやお見舞いのお金など、領収書がもらえない支払いもありますよね。そんなときに使われるのが「出金伝票(しゅっきんでんぴょう)」です。

この記事では、出金伝票とは何か、書き方、使えるケースと使えないケース、いっしょに残しておきたい記録を、やさしく説明します。年末が近づくこの時期に、1年分の記録を見直すときにも役立ててください。

  • 出金伝票とは?
  • 出金伝票が使える支払い・使えない支払い
  • 出金伝票の書き方と記入例
  • いっしょに残しておきたい「証拠」
  • 保存のしかたと期間
  • よくある質問
YOSHI

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領収書がないからといって、あきらめなくて大丈夫。いつ・だれに・何のために・いくら払ったかを、その日のうちに書き残すのがコツですよ。

出金伝票とは?

出金伝票は、お金を払ったことを、自分で書いて残すための紙(メモ)です。文房具店や100円ショップで売っているほか、表計算ソフトで自分で作ることもできます。

大事なのは、出金伝票は「領収書のかわりに、なんでも経費にできる魔法の紙」ではないということです。あくまで、領収書がもらえない支払いについて、「本当に仕事のために払った」と説明できるようにするための記録です。

国税庁のサイトでは、帳簿には取引の年月日・相手の名前・金額などを書くことが説明されています(2026年10月時点)。出金伝票にも、これと同じ項目を書いておくと、帳簿をつけるときにそのまま使えます。帳簿のつけ方は副業の帳簿のつけ方で説明しています。

出金伝票が使える支払い・使えない支払い

出金伝票は、領収書をもらうのがむずかしい支払いに使います。反対に、領収書やレシートがもらえるのに「もらい忘れた」「なくした」ときに、何にでも使うのはよくありません。

出金伝票を使うことが多い支払い出金伝票にたよらないほうがいい支払い
電車・バスの運賃(きっぷ代、ICカードの運賃)お店で買った物(レシートがもらえる)
取引先へのお祝い・お見舞い・香典などネットで買った物(購入履歴や領収書が出せる)
自動販売機で買った物(打ち合わせの飲み物など)タクシー代(領収書がもらえることが多い)
コインロッカーなど、領収書が出ないもの家族や自分の生活のための支払い
出金伝票を使う支払いの目安

そもそも、仕事に関係ない支払いは、出金伝票を書いても経費にはなりません。何が経費になるかは副業で経費にできるもの・できないもの一覧を見てください。

領収書をなくしたときは?

なくしたときは、まずお店に再発行をお願いできないか聞いてみましょう。ネットで買った物なら、注文履歴から領収書を出せることがあります。クレジットカードの利用明細や、銀行の振込の記録も、支払った証拠になります。それでも何も残らないときに、出金伝票で記録を補う、という順番で考えましょう。

出金伝票の書き方と記入例

市販の出金伝票には、いろいろな欄があります。副業で使うなら、最低限、次の項目をうめておきましょう。

項目書くこと書き方のポイント
日付お金を払った日書いた日ではなく、払った日を書く
支払先払った相手の名前「〇〇鉄道」「〇〇様(取引先の担当者)」など
金額払った金額税込の金額を書く
内容(摘要)何のために払ったか「〇〇社との打ち合わせのため、A駅〜B駅の往復」のように具体的に
勘定科目経費の種類旅費交通費、接待交際費 など
出金伝票に書く項目

記入例

日付支払先内容勘定科目金額
10月15日〇〇鉄道商品の材料の仕入れのため、A駅〜B駅 往復旅費交通費〔〇〇〕円
10月20日取引先〇〇様取引先の開店祝い(お祝い金)接待交際費〔〇〇〕円
出金伝票の記入例(金額は自分の支払いに合わせて書く)

とくに大事なのは「内容(摘要)」です。「交通費」だけでは、仕事のためかどうかがわかりません。だれと、何のために、どこからどこまでを書いておくと、あとから見ても説明できます。

書くときに気をつけること

  • 払ったら、なるべくその日のうちに書く:年末にまとめて思い出して書くと、まちがいやもれがふえます。
  • 金額は正しく:運賃は、鉄道会社のサイトなどで確認した金額を書きましょう。
  • あとから書きかえない:まちがえたときは、二重線で消して正しい内容を書くなど、わかるように直しましょう。
  • 仕事と生活が混ざらないようにする:家族との外出のついでなら、仕事の分だけを書きます。
YOSHI

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出金伝票だけだと、「本当に払ったの?」と聞かれたときに説明しにくいことがあります。下で紹介する「証拠」もいっしょに残しておくと安心です。

いっしょに残しておきたい「証拠」

出金伝票は自分で書くものなので、それだけでは「本当に払ったか」が伝わりにくいことがあります。次のような記録を、いっしょに残しておきましょう。

支払いいっしょに残すもの
電車・バスの運賃ICカードの利用履歴(駅の券売機やアプリで見られることがある)、打ち合わせの予定がわかるメモやメール
お祝い・お見舞い・香典招待状や案内状、お知らせのメールやメッセージ
自動販売機打ち合わせの日時と相手がわかるメモ
出金伝票といっしょに残すもの

メールやメッセージなど、データで受け取ったものは、データのまま保存するルールがあります(2026年10月時点)。くわしくは電子帳簿保存法と副業で説明しています。

保存のしかたと期間

出金伝票は、領収書や請求書と同じように、月ごとにまとめて保存しておくと、確定申告のときに探しやすくなります。

国税庁のサイトでは、白色申告の人が保存する帳簿や書類の期間が、次のように説明されています(2026年10月時点)。

保存するもの保存期間
収入や経費を書いた帳簿7年
それ以外の帳簿5年
請求書・納品書・領収書などの書類5年
白色申告の帳簿・書類の保存期間(2026年10月時点)

青色申告の人の保存期間は、国税庁のサイトで確認してください。青色と白色のちがいは青色申告と白色申告のちがいにまとめています。

会計ソフトを使っている人は、出金伝票の内容をそのまま入力すれば、帳簿に記録できます。紙の出金伝票も、入力したあとに捨てずにとっておきましょう。

よくある質問

Q1. 出金伝票があれば、領収書がなくても必ず経費になりますか?

A. いいえ。経費になるかどうかは、仕事のために使ったお金かどうかで決まります。出金伝票は、それを説明するための記録の1つです。仕事との関係がわかるメモや、支払いの記録もいっしょに残しておきましょう。

Q2. 出金伝票は手書きでないといけませんか?

A. 市販の紙の伝票のほか、表計算ソフトで同じ項目の表を作って記録する方法もあります。どちらの場合も、日付・支払先・金額・内容がわかるようにしておくことが大切です。

Q3. 1年分をまとめて、年末に書いてもいいですか?

A. できるだけ、払ったその日か、おそくともその月のうちに書きましょう。時間がたつと、日付や金額、だれと会ったかを思い出せなくなります。年末にあわてないための準備は年末までにやっておきたい副業のお金の準備を見てください。

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YOSHI

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領収書がもらえない支払いは、出金伝票と証拠をセットで残す。これを習慣にすれば、確定申告のときにあわてずにすみますよ!

まとめ

  • 出金伝票は、領収書がもらえない支払いを自分で記録するためのもの
  • 電車・バスの運賃、お祝い・お見舞い、自動販売機などで使うことが多い
  • 領収書やレシートがもらえる支払いは、まず領収書・明細を残す
  • 日付・支払先・金額・内容(だれと・何のために)を、その日のうちに書く
  • ICカードの履歴や案内状など、証拠もいっしょに残す
  • 白色申告の場合、領収書などの書類は5年、収入や経費を書いた帳簿は7年保存(2026年10月時点)

わからないことは、税務署や税理士に相談しましょう。

料金や条件は変わることがあるので、申し込む前に必ず公式サイトで確認してください。

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