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「ネットショップを作ったけれど、だれも見に来てくれない」。お店を開いたばかりの人の多くが、この壁にぶつかります。ネットショップは、作っただけでは、町の奥にある看板のないお店と同じです。
そこで役立つのがInstagram(インスタグラム)です。写真や動画で商品の魅力を伝えられるので、ネットショップとの相性がとてもよいSNSです。しかも、無料で始められます。
この記事でわかること
- プロアカウントとは何か、どう切り替えるか
- お客さんがフォローしたくなるプロフィールの作り方
- 投稿・リール・ストーリーズの使い分け
- 2026年のハッシュタグのルールと選び方
- ネットショップとつなぐ「ショップ連携機能」
なぜInstagramがネットショップの集客に向いているのか
集客(しゅうきゃく)とは、お店にお客さんを集めることです。Instagramが集客に向いている理由は、おもに3つあります。
- 写真と動画が主役:商品の色や形、使っている様子をそのまま見せられます。
- 「探している人」に見つけてもらえる:キーワード検索やハッシュタグで、興味がある人に届きます。最近は、Instagramの投稿がGoogleなどの検索結果に出ることもあります。
- お店の「人らしさ」を伝えられる:作り手のこだわりや、お店の日常を見せることで、ファンになってもらいやすくなります。

ゼロ店長
Instagramは「売り込む場所」ではなく、「お店を知ってもらう場所」だと考えると、投稿がずっと楽になりますよ。
まずは「プロアカウント」に切り替えよう
Instagramには、ふつうの「個人アカウント」と、お店や発信する人向けの「プロアカウント」があります。プロアカウントへの切り替えは無料で、設定画面から数分でできます(2026年10月時点)。
| できること | 個人アカウント | プロアカウント |
|---|---|---|
| 投稿の見られた回数などのデータ(インサイト) | × | ○ |
| プロフィールにカテゴリー(「ショッピング・小売」など)を表示 | × | ○ |
| 問い合わせボタンの設置 | × | ○(ビジネスの場合) |
| 商品タグなどのショッピング機能 | × | ○(審査が必要) |
| 広告の出稿 | × | ○ |
プロアカウントには「ビジネス」と「クリエイター」の2種類があります。ネットショップのお店として使うなら、「ビジネス」を選ぶのがわかりやすいです。ハンドメイド作家として自分自身を前に出したい場合は、「クリエイター」も選べます。
切り替えの流れ
- プロフィール画面右上のメニューから「設定」を開きます。
- 「アカウントの種類とツール」などの項目から、プロアカウントへの切り替えを選びます。
- カテゴリー(お店の種類)を選び、「ビジネス」か「クリエイター」を選んで完了です。
メニューの名前や場所は、アプリの更新で変わることがあります。見つからないときは、設定画面の検索で「プロ」と入力してみましょう。
フォローしたくなるプロフィールの作り方
投稿を見て「いいな」と思った人は、次にプロフィールを見ます。プロフィールは「お店の看板」です。次の5つを整えましょう。
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| アイコン画像 | お店のロゴか、代表的な商品の写真。小さくてもわかるものに |
| 名前 | お店の名前+何のお店か(例:「○○商店|布小物のお店」)。名前欄の言葉は検索にも関係します |
| 自己紹介文 | 「だれのための、どんな商品か」を短く。発送の日数など安心できる情報も |
| リンク | ネットショップのURLを必ず入れる。リンクは最大5つまで設定できます(2026年10月時点) |
| ハイライト | ストーリーズをまとめて残せる機能。「商品一覧」「ご注文方法」「よくある質問」などを作ると親切 |
また、プロフィールの投稿一覧(グリッド)は、以前の正方形から縦長の表示に変わってきています。写真は縦長(たとえば4:5)で撮っておくと、一覧でも商品が切れずにきれいに並びます。写真の撮り方はスマホでできる商品写真の撮り方で解説しています。
投稿・リール・ストーリーズの使い分け
Instagramには、発信のしかたが大きく3つあります。それぞれ役割がちがうので、使い分けることが大切です。
| 種類 | どんなもの? | 役割 | ネットショップでの使い方の例 |
|---|---|---|---|
| フィード投稿 | 写真や動画。複数枚をまとめて投稿できる(カルーセル) | プロフィールに残る「お店のカタログ」 | 商品紹介、使い方の解説、サイズや色の比較 |
| リール | 縦長の短い動画。長さは最大3分まで(2026年10月時点) | まだフォローしていない人にも届きやすい「新しいお客さんとの出会い」 | 商品を使う様子、作る過程、梱包の様子 |
| ストーリーズ | 24時間で消える投稿。アンケートや質問のスタンプが使える | いまのフォロワーと仲良くなる「お店のひとりごと」 | 新商品のお知らせ、在庫が少ないことのお知らせ、「どっちの色が好き?」アンケート |
初心者におすすめのペース
- フィード投稿かリール:週に2〜3回を目標に。ムリなく続けられる回数でOKです。
- ストーリーズ:できれば毎日1回。写真1枚とひとことだけでも大丈夫です。
大切なのは、たくさん投稿することより「続けること」です。最初にリズムを決めておくと、迷わずに続けられます。

ゼロ店長
リールは凝った編集がなくても大丈夫。商品を手に取ってくるっと回すだけの数秒の動画でも、写真より伝わることがたくさんあります!
ハッシュタグは「最大5個」をよく選んで
ハッシュタグとは、「#布小物」のように#(シャープ)をつけた言葉です。同じハッシュタグの投稿をまとめて見られるので、興味がある人に見つけてもらいやすくなります。
以前は30個までつけられましたが、Instagramは2025年12月に、投稿やリールのキャプション(説明文)につけられるハッシュタグを「5個まで」にすると発表し、順番に切り替えています(2026年10月時点)。Instagramは「一般的なハッシュタグをたくさんつけるより、内容に合ったものを少しつけるほうがよい」という考えを示しています。
5個の選び方の例
- 商品そのもの:例「#がま口ポーチ」
- もう少し広いジャンル:例「#布小物」
- 使う場面・悩み:例「#入園準備」
- 素材や特徴:例「#リネン」
- お店の名前:例「#○○商店」(ファンが過去の投稿を探しやすくなる)
最近は、ハッシュタグよりも「キーワード検索」で探す人が増えています。キャプションの文章にも、商品名や「どんな人におすすめか」を自然な言葉で書いておきましょう。
ネットショップとつなぐ「ショップ連携機能」
Instagramには、投稿の写真に商品の名前や値段をつけられる「商品タグ」などのショッピング機能があります。商品タグをタップすると商品の詳しいページが開き、そこからネットショップで買い物ができます。
使うためのおもな条件
- プロアカウントであること
- 商品を売っている自分のネットショップ(ウェブサイト)があること
- Facebookページとつなぐこと
- Instagramを運営するMeta社のルール(コマースポリシー)を守り、審査に通ること
日本では、Instagramのアプリの中でお金の支払いまでする機能(チェックアウト)は使えず、支払いは自分のネットショップで行います(2026年10月時点)。
BASEやShopifyなどのネットショップ作成サービスには、Instagramと商品情報をつなぐための機能が用意されています。たとえばBASEには「Instagram販売 App」があります。これからショップを選ぶ人は、「Instagramとつなげやすいか」も比べるポイントにしましょう。サービスの違いはネットショップ作成サービス比較で紹介しています。
商品タグがまだ使えないうちは、「ご購入はプロフィールのリンクから」と書いて、プロフィールのリンクでショップへ案内すれば大丈夫です。
やってはいけないこと・気をつけたいこと
- フォロワーをお金で買う:数だけ増えても、商品に興味のある人ではないので売れません。アカウントの信用も下がります。
- 他人の写真や音楽を勝手に使う:著作権(作った人の権利)の問題になります。リールの音楽は、アプリに用意されたものを使いましょう。
- 大げさな言葉を使う:「絶対やせる」「日本一」などは、法律の問題になることがあります。
- 売り込みばかりの投稿:「買って!」だけでは見てもらえません。使い方やお手入れ方法など、役に立つ投稿もまぜましょう。

ゼロ店長
「フォロワーが増えない…」と焦っても、近道はありません。少しずつ、本当のファンを増やしていきましょう。
まとめ
- まずは無料のプロアカウントに切り替える
- プロフィールは「お店の看板」。ネットショップのリンクを必ず入れる
- 投稿はカタログ、リールは新しいお客さんとの出会い、ストーリーズはフォロワーとの交流
- ハッシュタグは最大5個。内容に合ったものをえらぶ
- 商品タグなどのショップ連携機能で、投稿からショップへ案内できる
ゼロ店長のひとこと:最初の目標は「商品を3つ投稿する」だけでOKです。完璧より、まずは1投稿!
料金や条件は変わることがあるので、申し込む前に必ず公式サイトで確認してください。

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