デジタル商品の作り方と売り方|テンプレート・PDF教材・イラストを売る場所と手数料比較

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「在庫をかかえずに、何か売れるものはないかな?」
そんな人に知ってほしいのが、デジタル商品です。データで届ける商品なので、梱包も発送もいりません。一度作れば、同じ商品を何人にでも売れます。

とはいえ、「作ればすぐ売れる」わけではありません。何を作るか、どこで売るか、著作権は大丈夫か——この記事では、初心者が知っておきたいことを順番に説明します。

  • どんなデジタル商品があるのか
  • 作り方の手順
  • 売れる場所と手数料の比較
  • 著作権と素材ライセンスの注意点
  • 海外で売るときの消費税の注意

デジタル商品って何?どんな物がある?

デジタル商品とは、ファイルをダウンロードしてもらう形で売る商品のことです。たとえば次のような物があります。

種類例向いている人
テンプレート家計簿の表、手帳のリフィル、請求書やスケジュール表表計算やデザインツールになれている人
イラストアイコン素材、壁紙、シール用データ絵を描くのが好きな人
写真風景や料理の写真、ブログ用の素材写真をとるのが好きな人
練習メニュースポーツのドリル集、楽器の練習表、筋トレ表指導や経験がある人
レシピ作り置きレシピ集、献立表料理が得意な人
PDF教材勉強のプリント、やり方のマニュアル教えるのが好きな人

大事なのは、「自分ができること」と「誰かが困っていること」が重なるところを探すことです。教えることを仕事にしたい人は教える副業も参考になります。

デジタル商品の作り方5ステップ

  1. 誰のどんな悩みを解決するか決める
    「小学生のサッカーコーチが、練習メニューを考える時間がない」のように、相手をしぼります。
  2. 似た商品を調べる
    売り場で検索して、どんな商品があるか、いくらくらいかを見ます。
  3. 中身を作る
    文書作成ソフト、表計算ソフト、デザインツール、イラストアプリなど、なれた道具でOKです。
  4. 使いやすい形にする
    PDF、PNG、JPGなど、買った人が開きやすい形式にします。「使い方」の1ページもつけると親切です。
  5. サンプル画像と説明文を用意する
    中身が伝わるページの一部を見せます。説明文の書き方は商品説明の書き方へ。

文章や画像を自動で作る自動生成ツールを使う場合は、各サービスの規約と著作権に注意しましょう。売り場によっては、出品のルールが決められていることがあります。

ゼロ店長

ゼロ店長
最初の1つは、小さくてOK!数ページのPDFやテンプレート1枚から出してみて、反応を見ながら育てていくのがおすすめです。

デジタル商品を売れる場所と手数料

デジタル商品を売れる主な場所を比べました(2026年10月時点で公式ページで確認できた内容)。

売り場どんな場所?売れたときの主な手数料
BASE自分のネットショップ。拡張機能でデジタル商品も販売できるスタンダードプラン(月額0円):決済手数料3.6%+40円+サービス利用料3%
STORES自分のネットショップ。デジタルコンテンツの販売に対応フリープラン(月額0円):決済手数料5.5%〜
note記事やマガジンを有料で売れるブログ型サービス事務手数料(クレジットカードなら5%など決済方法で変わる)+プラットフォーム利用料10%(定期購読マガジンは20%)。振込1回270円
BOOTHイラスト・同人・クリエイター作品に強いマーケットサービス利用料5.6%+45円(2025年10月28日の改定後)
Gumroad海外のデジタル商品販売サービス(英語)自分のリンクからの販売:10%+0.5ドル。Gumroadのマーケット経由の新規客:30%
ココナラ(コンテンツマーケット)記事・画像・テンプレート・PDFなどをやりとりなしで売れる(2025年7月開始)通常の手数料率は公式ヘルプで確認してください

※BASEは、PayPay・Amazon Pay・PayPalでの決済には決済手数料が1%上乗せされます。STORESも一部の決済方法では手数料が変わります。ネットショップ型のサービスのくわしい比較はネットショップ作成サービス比較、ココナラなどスキル販売サービスの手数料はスキルを売る副業の始め方にまとめています。

どこで売るかの選び方

  • すでにSNSやブログで発信している:自分のネットショップ(BASE・STORES)やnoteで、自分のファンに売る
  • イラストや素材を売りたい:クリエイター作品を探しに来る人が多いBOOTH
  • まだ発信力がない:買いたい人が自分で探しに来るココナラのコンテンツマーケットやBOOTH
  • 英語で海外に売りたい:Gumroad(ただし後で説明する税金の注意あり)

自分のネットショップで売る場合は、特定商取引法にもとづく表記が必要です。デジタル商品は「返品できるか」をとくにはっきり書いておきましょう。書き方は特商法表記の書き方で説明しています。

著作権と素材ライセンスに注意しよう

デジタル商品でいちばん気をつけたいのが、著作権です。他の人が作った絵、写真、文章、フォントなどには、作った人の権利があります。

やってはいけない例

  • アニメやマンガのキャラクターを勝手に描いて売る
  • ネットで拾った画像や写真を使う
  • 本や他の人の教材を丸ごと写してPDFにする
  • 商用利用が許されていない素材やフォントを使う

素材を使うときのチェックポイント

「フリー素材」でも、自由に使えるとはかぎりません。使う前に、素材サイトの利用規約(ライセンス)で次の点を確認しましょう。

  • 商用利用(お金をもらう商品に使うこと)が許されているか
  • 素材そのものを再配布・再販売する形になっていないか(素材を組み合わせただけの「素材集」は禁止されていることが多い)
  • クレジット表記(作者名の表示)が必要か
  • フォントは、PDFに埋め込んで配布してよいか

いちばん安心なのは、自分で描いた絵、自分でとった写真、自分で書いた文章だけで作ることです。人が写っている写真を売るときは、写っている人の許可も必要になります。判断に迷ったら、文化庁の著作権に関する案内や専門家(弁護士・行政書士など)に確認しましょう。

反対に、自分の商品の使い方のルールも決めておきましょう。「個人利用のみ」「再配布・再販売禁止」などを商品ページとファイルの中に書いておくと、トラブルを防げます。

ゼロ店長

ゼロ店長
「フリー」は「何でもOK」という意味ではありません。規約は面倒でも、必ず最後まで読んでから使いましょうね。

売るための工夫

デジタル商品は、手に取って見られないぶん、「買うと何が手に入るか」をたっぷり伝えることが大切です。

  • 中身を具体的に書く:ページ数、ファイル形式、サイズ(A4など)、対応するソフト
  • 中身を少し見せる:目次や数ページ分のサンプル画像
  • 使う場面を書く:「週末の練習前に印刷して使える」など
  • 返品について書く:データなので返品は難しいことが多い。あらかじめはっきり書く
  • SNSで知ってもらう:作る過程や使い方を発信する(Instagramでの集客も参考に)

値段のつけ方に迷ったら、似た商品の値段と、自分がかけた時間をもとに考えましょう。価格の決め方も参考になります。

海外で売るときの消費税はむずかしいので注意

Gumroadのような海外のサービスで、海外のお客さんにデジタル商品を売るときは、消費税(海外でいう付加価値税や売上税)のルールがとても複雑です。国や地域ごとにルールがちがい、日本の消費税のルールも「誰に」「どこで」「どのサービスを通して」売るかで変わります。

  • Gumroadは公式の料金ページで、各国の売上税の徴収と納付を追加費用なしで行うと案内しています(2026年10月時点)。
  • 日本では、2025年4月1日から、国外事業者がアプリストアなどを通して日本の消費者にデジタルサービスを提供する場合の「プラットフォーム課税」という仕組みが始まっています(国税庁タックスアンサー)。
  • 自分が消費税の課税事業者かどうか、インボイスの登録をしているかどうかでも、考え方が変わります(副業とインボイス)。

この分野は初心者が自分だけで判断するのはむずかしいので、海外向けに本格的に売る前に、税務署や税理士に相談することをおすすめします。また、デジタル商品の売上も副業の所得になります。所得税・住民税については副業の確定申告ガイドと副業と住民税を見てください。

まとめ

  • デジタル商品は在庫・発送がいらず、一度作れば何度でも売れる
  • 「自分にできること」と「誰かの悩み」が重なるテーマを選ぶ
  • 売り場はBASE・STORES・note・BOOTH・Gumroad・ココナラなど。手数料と集客力で選ぶ
  • 著作権と素材ライセンスは必ず確認。自分で作ったものだけで構成するのが安心
  • 海外で売るときの消費税は複雑。税務署や税理士に相談を

まずは小さな商品1つから作って、売り場に出してみましょう。税金について、くわしくは税務署や税理士に相談しましょう。

料金や条件は変わることがあるので、申し込む前に必ず公式サイトで確認してください。

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