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「思っていたより小さかった」
「商品ページのサイズ、どこを測った数字なのかわからない…」
ネットショップでは、お客さんは商品を手に取ることができません。だから、サイズの数字は、お客さんが「自分に合うかな?」「置き場所に入るかな?」を決めるための大切な手がかりです。サイズの書き方があいまいだと、買ってもらえなかったり、届いたあとに「イメージとちがう」と言われたりする原因になります。
この記事では、服・バッグ・アクセサリー・器などの商品別の測り方、商品ページにそのまま使えるサイズの書き方の例文、発送のための箱のサイズの測り方、出品前のチェックリストまで、順番に説明します。

YOSHI
サイズの数字は、お客さんがお店にいない代わりに「手で持ったときの感じ」を伝えるものです。どこを測ったのかまで書くと、ぐっと伝わりやすくなりますよ。
サイズをていねいに書くと、よいこと
| よいこと | くわしく |
|---|---|
| 買う前に安心してもらえる | 「自分に合いそう」「この棚に入る」と、お客さんが自分で判断できます。 |
| 「イメージとちがう」をへらせる | 届いてからの行きちがいがへり、返品や交換のやりとりも少なくなります。 |
| 問い合わせの手間がへる | 「ウエストは何cmですか?」のような質問に、1件ずつ答えなくてよくなります。 |
| お店の信頼につながる | 細かく測って書いているお店は、ていねいなお店だと感じてもらいやすくなります。 |
通信販売(ネットショップなど)の返品のルールは、特定商取引法という法律で決まっています。消費者庁の「特定商取引法ガイド」によると、お店が広告に返品のルール(返品特約)を書いていない場合、お客さんは商品を受け取った日から数えて8日以内なら、送料をお客さんが負担して返品できます。返品できるかどうか・その条件・返品の送料をどちらが負担するかを、広告にわかりやすく書いておく必要があります(2026年10月時点)。
返品のルールの決め方は「はじめてのクレーム・返品対応」、表記のページの書き方は「特定商取引法に基づく表記の書き方」で説明しています。サイズをはっきり書いておくことは、こうしたルールとあわせて、トラブルを防ぐための大事な準備です。
測る前に用意するもの
| 道具 | 使うところ |
|---|---|
| 布やビニールのメジャー(やわらかいもの) | 服のウエスト、持ち手の長さ、ネックレスなど、曲がった部分 |
| 金属のメジャー・定規 | 箱、器、家具や雑貨など、かたい物のまっすぐな部分 |
| 平らで広い台 | 服やバッグを置いて、しわをのばして測る場所 |
| キッチンスケール(はかり) | 商品の重さ、発送する荷物の重さ |
| メモ(サイズ表) | 測った数字を書きとめる紙やスマホのメモ |
メジャーは、古くなるとのびてしまうことがあります。いつも同じメジャーで測ると、商品ごとの数字のずれが小さくなります。
商品別:どこを測ればいい?
商品の種類によって、お客さんが知りたい場所がちがいます。まずは下の表で、測る場所を決めましょう。
| 商品 | 測る場所 | お客さんが知りたいこと |
|---|---|---|
| 服(上に着るもの) | 着丈・身幅・肩幅・袖丈 | 自分の体に合うか、手持ちの服とくらべてどうか |
| 服(ズボン・スカート) | ウエスト・ヒップ・股上・股下・総丈・すそ幅 | はけるか、長さはちょうどよいか |
| バッグ | 高さ・横幅・マチ(奥行き)・持ち手の高さ・重さ | 何が入るか、肩にかけられるか |
| アクセサリー | 長さ(ネックレス)・内径(指輪やブレスレット)・飾りの大きさ | 首や手首に合うか、目立ちすぎないか |
| 器・食器 | 直径・高さ・容量(何mL入るか) | 料理が入るか、食器棚に入るか |
| 雑貨・インテリア | 幅・奥行き・高さ・重さ | 置き場所に入るか、持ち運べるか |
服の測り方の手順
- 平らな台に置く:ボタンやファスナーはしめて、しわをのばします。引っぱってのばさないようにします。
- 着丈を測る:うしろの首のつけ根(えりの下)から、すその一番下までをまっすぐ測ります。
- 身幅を測る:わきの下の縫い目から、反対側のわきの下まで、横にまっすぐ測ります(前の面だけを測る「平置き」の数字です)。
- 肩幅を測る:片方の肩の縫い目から、反対の肩の縫い目までを測ります。
- 袖丈を測る:肩の縫い目から、袖口の先までを測ります。
- 数字をメモする:測った数字はその場でサイズ表に書きこみます。
ズボンやスカートのウエストも、平らに置いて端から端までを測るのが一般的です。この場合、ぐるっと1周の長さはおよそ2倍になります。どちらの数字なのかを、商品ページに必ず書きそえましょう。
バッグ・雑貨の測り方
- 高さ・横幅:持ち手をのぞいた本体の、いちばん大きいところを測ります。
- マチ(奥行き):底の部分の、前から後ろまでの厚みを測ります。
- 持ち手の高さ:持ち手をまっすぐ立てて、本体の上のふちから持ち手のてっぺんまでを測ります。
- 重さ:はかりにのせて、何gかを測ります。
器の場合は、口の直径・高さ・容量の3つがあると親切です。容量は、計量カップで水を入れて測れます(水を入れても大丈夫な器だけにしましょう)。

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服を引っぱりながら測ると、実際より大きな数字になりがちです。平らに置いて、そっとしわをのばしてから測るようにしてくださいね。
商品ページでのサイズの書き方
測った数字は、どこを測った数字かがわかるように書きます。書き方の決まりは次の4つです。
- 単位をつける:「cm」「g」「mL」を必ず書きます。
- 測った場所の名前をつける:「高さ」「マチ」「身幅(平置き)」のように書きます。
- 手作業で測ったことを書く:「手作業で測っているため、1〜2cmほどの誤差があります」のように書きそえます。
- すべての商品で同じ書き方にそろえる:お客さんが商品同士をくらべやすくなります。
そのまま使える書き方の例
下の例の〇〇の部分を、測った数字に書きかえて使ってください。
| 商品 | 書き方の例 |
|---|---|
| 服(上) | 【サイズ(平置きで測っています)】着丈〇〇cm/身幅〇〇cm/肩幅〇〇cm/袖丈〇〇cm ※手作業で測っているため、多少の誤差があります。 |
| 服(下) | 【サイズ】ウエスト〇〇cm(平置き・ゴムをのばさない状態)/股下〇〇cm/総丈〇〇cm |
| バッグ | 【サイズ】高さ〇〇cm × 横幅〇〇cm × マチ〇〇cm(持ち手をのぞく)/持ち手の高さ〇〇cm/重さ約〇〇g |
| ネックレス | 【長さ】約〇〇cm(アジャスターで〇〇cmまで調整できます)/飾りの大きさ 約〇〇mm |
| 器 | 【サイズ】口の直径 約〇〇cm × 高さ 約〇〇cm/容量 約〇〇mL(ふちまで水を入れたとき) |
サイズ以外の説明文の書き方は「売れる商品説明文の書き方」で、サイズをページのどこに置くかは「売れる商品ページの作り方」で説明しています。
数字だけでは伝わらないときの工夫
「高さ25cm」と言われても、すぐに大きさを思いうかべるのはむずかしいものです。次のような工夫を足すと、ぐっと伝わりやすくなります。
| 工夫 | やり方の例 |
|---|---|
| 身近な物と並べて撮る | スマホ、ペットボトル、A4のノートなど、だれでも知っている物の横に置いて写真を撮ります。 |
| メジャーを当てて撮る | 測っているところをそのまま写真にすると、どこを測ったかが一目でわかります。 |
| 中に物を入れて撮る | バッグなら「長財布とスマホを入れたところ」のように撮ります。 |
| 「入る・入らない」を書く | 実際に入れて確かめたものだけを「A4のファイルが入ります」のように書きます。 |
並べる物は、実際に試したものだけにしましょう。試していないのに「〇〇が入ります」と書くと、届いたあとのトラブルの原因になります。
発送のための「荷物のサイズ」も測っておく
商品そのもののサイズとは別に、箱や袋に入れたあとの荷物のサイズも測っておくと、送料を決めやすくなります。たとえば日本郵便のゆうパックは、荷物の縦・横・高さの合計(3辺の合計)でサイズが決まり、60サイズ(60cm以下)から170サイズ(170cm以下)までに分かれています。重さは25kgまでです(2026年10月時点)。
| ゆうパックのサイズ | 3辺の合計 |
|---|---|
| 60サイズ | 60cm以下 |
| 80サイズ | 80cm以下 |
| 100サイズ | 100cm以下 |
| 120サイズ | 120cm以下 |
| 140サイズ | 140cm以下 |
| 160サイズ | 160cm以下 |
| 170サイズ | 170cm以下 |
出典:日本郵便「ゆうパック」
料金は送る地域によって変わるので、公式サイトで確認してください。ほかの安い送り方とのちがいは「初心者向け 安い発送方法の比較」でくらべています。梱包材を入れると厚みがふえるので、実際に梱包した状態で測るのがおすすめです。
よくある失敗と、防ぎ方
| よくある失敗 | 防ぎ方 |
|---|---|
| 身幅を「1周の長さ」と思われた | 「平置き」「1周」のどちらかを必ず書く |
| バッグの高さに持ち手を入れてしまった | 「持ち手をのぞく」と書き、持ち手の高さは別に書く |
| 色ちがいの商品で数字をコピーしたまま | 色やサイズちがいの商品は、1つずつ測りなおす |
| 単位を書き忘れた(mmかcmかわからない) | 数字のあとに必ず単位をつける |
| 誤差について書いていない | 「手作業で測っているため、多少の誤差があります」を書きそえる |
| ハンドメイドで1点ずつ大きさがちがう | 「1点ずつ手作りのため、大きさが少しずつちがいます」と書き、目安の数字を書く |
出品前のサイズ チェックリスト
- □ お客さんが知りたい場所を、商品に合わせて全部測った
- □ 平らな台で、引っぱらずに測った
- □ すべての数字に単位(cm・g・mL)をつけた
- □ 「平置き」「持ち手をのぞく」など、測り方を書いた
- □ 誤差があることを書きそえた
- □ 身近な物と並べた写真や、メジャーを当てた写真を入れた
- □ 色ちがい・サイズちがいの商品は、1つずつ測りなおした
- □ 梱包したあとの荷物のサイズと重さも測った
- □ よくある質問のページや、ほかの商品と書き方がそろっている
よく聞かれるサイズの質問は、お店の「よくある質問」のページにまとめておくのもおすすめです。
よくある質問
Q1. 服のサイズは「S・M・L」だけ書けばいいですか?
A. S・M・Lの大きさは、ブランドやお店によってちがうことがあります。表示のサイズに加えて、着丈や身幅などの実際に測った数字も書くと、お客さんが手持ちの服とくらべられるので親切です。
Q2. 手作りで1点ずつ大きさがちがうときは、どう書けばいいですか?
A. 1点ものなら、その商品を測った数字を書きます。同じデザインをいくつも作る場合は「約〇〇cm」と目安を書き、「1点ずつ手作りのため、大きさに少しちがいがあります」と書きそえましょう。
Q3. 誤差は何cmまでなら大丈夫ですか?
A. 決まった数字はありません。だからこそ、自分のお店で「1〜2cmほど」のように目安を決めて書いておくことが大切です。誤差が大きくなりやすい商品は、ていねいに測りなおしましょう。
Q4. 重さも書いたほうがいいですか?
A. バッグや器、アクセサリーなど、身につけたり持ち運んだりする物は、重さがあると判断の助けになります。発送の荷物の重さを知るためにも、はかりで測っておくと便利です。

YOSHI
まずは、いま出品している商品を1つ選んで、サイズの書き方をこの記事の例にそろえてみましょう。それだけでも、ずいぶん伝わりやすくなりますよ!
まとめ
- サイズの数字は、手に取れないお客さんにとって大切な判断の材料
- 商品の種類ごとに、お客さんが知りたい場所を決めて測る
- 服やバッグは、平らな台に置いて、引っぱらずに測る
- 単位・測り方(平置き、持ち手をのぞく)・誤差を必ず書きそえる
- 身近な物と並べた写真で、大きさのイメージを伝える
- 発送用に、梱包したあとの3辺の合計と重さも測っておく
料金や条件は変わることがあるので、申し込む前に必ず公式サイトで確認してください。

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